昨日障害転向2戦目に出走したレイヴンキングは一歩前進の3着。
障害での勝ち上がりが見えてきました。
そして、メインレースG1第80回桜花賞でノルマンディーOC所属馬デアリングタクト号が見事優勝。
無敗の桜花賞馬に輝くとともに、クラブ初のクラシック制覇をもたらしました。
今週の結果
レイヴンキングは3着
障害2戦目を迎えたレイヴンキングは飛越に上達を見せ前走5着から一歩前進の3着でした。
ノルマンディーOC公式サイトに上がったレース後コメント。
・レイヴンキング(2020.4.12 福島競馬場 馬体重:514kg)
★4/12(日)福島・障害4歳上未勝利(芝2750m)石神深一騎手 結果3着
「飛越自体は上手なのですが、まだ高低差があって着地するごとに若干ロスも見られます。石神騎手は『慣れればもっと飛越は安定してくるし、今日は五十嵐の馬(インシュラー)をマークし過ぎて、自分のペースで行かせなかったのが結果裏目に出てしまった』と話していました。脚元など状態をよく確認して、また次走に向かいたいと思います」(尾形和幸調教師)
馬体も前走からしっかり絞れていてパドック気配は抜群でした。
スタートもしっかり出ており、レース運び自体は理想的。
ただ前走よりはかなり良くはなっていたものの、やはりまだ飛越に安定感がなく、直線では一旦先頭に立つも勝負どころの最終障害でスピードダウン。
インシュラーとの競り合いに破れたところ外から来たアスターブリザードにまとめてかわされての3着でした。
前走同様最初の障害ではヒヤッとしますし、最後もスタミナが切れて飛越が低くなってるような感じでしたね。
ここは慣れだと思いますし、4着以下は離してますのでいずれ順番は回ってくると思いますが、もう一段階上のステージに上るにはもう少し飛越に安定性が必要かなと思います。
幸いにも石神がこの後も乗ってくれそうですし、次戦で決めて少し楽をさせてあげたいですね。
おめでとうデアリングタクト!おめでとうノルマンディー!
歴史的名牝へ
ノルマンディーOC初のクラシック制覇。
40年ぶりとなる3戦目での桜花賞制覇、16年ぶりとなる無敗の女王は“異次元の末脚”で強い強い勝ち方でした。
正直、ノルマンディーからクラシックホースが出るなんて遠い遠い未来の話だと思ってましたし、未だ夢の中の話のようです。
デアリングタクトに出資をしなかった一番大きな理由は関西馬だったからです。
これまで出資した唯一の関西馬は2世代前に出資した同じ杉山厩舎のオンファサイトでしたので、それを考えると『関西規制』を緩めるべきだったなと思います^^;
馬自体に対しての評価は
セール時に書いた血統面のイメージ評価も体質面気性面のウィークポイント含めてピッタリあってますし、
この年のセール馬がどういう意図でラインナップされたのか?クラブの目論見は?という部分もしっかり見抜いているにも関わらず、最後まで検討しながらも出資しなかったことに関しては若干後悔はしてます。
それでも、自分の一口に対するスタンスは『基本的に現地応援できること』が大きなファクターとして鎮座してますので、若干の後悔はあっても納得はしてます。
そんな非出資馬ではありますが、直線では大声で叫んでましたし、ゴール後には号泣でした。
勝利ジョッキーインタビューで松山弘平JKが泥だらけのノルマンディー勝負服で大写しになった時の感動もどう書いて良いかわからないほどです。
弘平のデアリングタクトへの信頼感が全てと言っていいほど人馬そしてスタッフの皆さんの一体感は現在の競馬ではなかなか見られなくなって久しい光景ですし、この勝ち方なら当然『歴史的名牝?』という声が上がって当然だと思います。
これからは「ノルマンディーのデアリングタクト」というだけではなく、「ニッポンのデアリングタクト」「世界のデアリングタクト」に向け、更にこのチーム一丸となって突き進んでもらいたいと素直に思っています。
出資されている皆様、本当におめでとうございました。
デアリングタクト号並びに杉山厩舎のみなさん、本当におめでとうございました。
そして、ノルマンディーオーナーズクラブのみなさん、本当に本当におめでとうございました。
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