先週末は土曜日にレイヴンキング、日曜日にウィルビーハッピーの2頭が出走しました。
レイヴンキングはまたしても見せ場十分あと一歩の2着、ウィルビーハッピーは全く見せ場のない14着と明暗のはっきりと別れる結果に。
ノルマンディーOC公式サイトに上がったレース後コメント。
・レイヴンキング（2020.7.18 福島競馬場 馬体重：522kg）
★7/18（土）福島・障害3歳上未勝利（芝2770m・混）伴啓太騎手 結果2着
「中一週でも元気いっぱい。状態は良かったと思います。だいぶ大人になって落ち着きも出てきたので、今日はメンコを外してレースに臨みました。伴は『ズブい面があって前との差をなかなか詰められませんでしたが、スタミナ十分で早めのスパートでも最後までバテてはいない』とのコメント。入障してからずっと掲示板を確保できているように、堅実には走っているのですが、勝ち切るのにもうあとワンパンチ足らない。歯痒いですけどチャンスは近いはずです。この後は3回新潟開催（8/15～）でまたレースを使えればと思っています」（尾形和幸調教師）
中一週でしたが馬体も減らすことなくパドックでは相変わらずグッドルッキングホースぶりを遺憾なく発揮しておりました。
やはり青鹿毛の見栄えの良さは何とも言えないものがありますね。
ノルマンディーサイトではまだ2750mと書かれてますが、今回は2770m（この20mの差は何の為なんですかね？）でした。
レースは前回の石神同様後ろからで、前走のVTRを見てるかのようでしたが、違っていたのは仕掛けどころ（これまた同じような所から）で一気に先団に取り付きにいった前走に対し、今回はじわじわと時間をかけて上がっていったことでしょうか。
結果的にあの位置からではやはり先頭を捉えることはできませんでしたが、長く脚を使うことはできたように思います。
3着（2番人気）のメジャーリーガーが直線で外に斜行し伴JKもかなりバランスを崩すシーンもありましたが、それでも最後まで叩きあって抜かせなかったのは大きな収穫だったと思います。
20200718 福島1R レイヴンキング_判定写真
このまま続戦で新潟を使うようですので、次こそ順番が回ってくると思います。
このまま2着3着を続けた方が良いとの意見も目にします。
通常ならリミットのない障害馬ですのでそれでも良いと思います。
が、レイヴンさんは鼻出血発症のリスクがあります。
昨年の鼻出血は内因性のもので決して軽いものではなかったと聞いています。
それ以外は脚元も丈夫で基本タフですから、このようにコンスタントに使いたくなるでしょう。
であれば、いつ再発症してもおかしくない状況下で日々戦っていかなくてはならないからこそ、勝てるときには勝っておいたほうが良いというのがワタクシの思うところです。
OPに上がったら相手にならないというのも、確かに現状ではそうかも知れませんが、この仔のレースを見ていると『ポジションが人を育てる』と同じように『クラスが馬を育てる』形になると思ってます。
長距離ならば平地の1勝Cでも十分に通用すると思いますし、選択肢を拡げるためにも一つは勝って余裕を持って現役生活を送った方が良い結果になるんじゃないかなぁと思います。
・ウィルビーハッピー（2020.7.19 函館競馬場 馬体重：482kg）
★7/19（日）函館・3歳未勝利（芝2600m・混）大野拓弥騎手 結果14着
「函館到着後も飼い葉食いなどは安定していたものの、ちょっとまだ内面が本調子まで戻っていないレースぶりに映りました。バテてはいなくても鞍上の指示に反応できておらず、『向正面からまったくハミを取って推進していけなかった』というのが大野のコメントです。この一戦だけで洋芝適性や距離は判断しきれませんが、少し立て直す時間が必要かもしれません」（奥村武調教師）
出遅れた瞬間に終わりました。
無理にでも押して前に付けて欲しかったところですが、特に何をするでもなく後方まま。
向こう正面で形だけ上がる素振りを見せましたがそれもすぐに落ち着きまた後方。
最後まで追う気配もなく、そのままスタミナが切れて垂れてきた2頭を交わしただけで終わりました。
『言うことを聞かない』ということですが、その類のコメントも大野が乗った時だけなんですよね。
手が合わないのか、何かあってウィルビーに嫌われてるのか。
いずれにしてもメチャメチャなレースにしか見えなかったので残念で仕方ありません。
「少し立て直す時間が必要かもしれません」というコメントからも続戦はないでしょうから、前出の通りこれで奥村厩舎では終わりだと思います。
ダート適性に疑問符ながらもこのまま地方出戻りを目指すのか。
それとも満口馬ながら思い切って引退→サラオク行きとなるのか。
今週末の更新まで何もなければ前者、後者なら明日・明後日に臨時更新が上がると思います。
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