悲しい

レース結果
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先週末レイヴンキングとブランニューウェイの2頭が出走。
レイヴンキングは4着とまたしても勝ちきれず。
ブランニューウェイは悲劇の結末となってしまいました。

ノルマンディーOC公式サイトに上がったレース後コメントと臨時更新。

・レイヴンキング(2020.5.9 新潟競馬場 馬体重:516kg)

★5/09(土)新潟・障害4歳上未勝利(芝2890m・混)石神深一騎手 結果4着

「前回最後に脚が上がってしまった分、今日は道中我慢に我慢を重ねる騎乗だったと思うのですが、インのポケットに入り込み過ぎて仕掛け遅れたと思います。それほど速い脚はないので、四角先頭くらいの積極策で競馬をしなければならないタイプ。また結果を出せずに申し訳ありません。レース後の状態を見ながら次走を決めていきましょう」(尾形和幸調教師)

いずれ勝ち上がれるでしょうから結果に関して心配はありませんが、やはり競馬というのは何があるかわからないので勝ち上がれる時に勝ち上がっておきたいです。
石神はきっとレイヴンさんの能力を強く評価してくれてるんだと思います。
今回の乗り方は強い馬に乗った時の王道の進め方でした。
これで完全に細かい特性や現状の力量まで掴んだでしょうから次は大丈夫でしょう。
次も乗って下さい。

 
 
・ブランニューウェイ(2020.5.10 東京競馬場 馬体重:456kg)

★5/10(日)東京 3歳未勝利(芝1800m)柴田善臣騎手 結果:競走中止

4コーナー付近で競走中止。左前球節に大きな腫れが見られたため、直ちに東京競馬場内の診療所にてレントゲン検査をおこない、左前第1指骨に複雑骨折を発症していることが判明しました。獣医からは回復する見込みは難しいとの診断で、痛みも強いものへと悪化している状態のため、誠に残念ながらさきほど安楽死の処置がとられました。出資会員の皆様には追って書面にてご連絡させていただきます。

「このようなことを報告しなければならないこと大変申し訳なく感じています。前走を終えてここまでの調教の中で良化してきているのを感じましたし、それを皆さんにもお伝えしていました。期待を持って送り出しただけに…。皆様に対して申し訳なく思うのはもちろん、ブランニューウェイに対しても何かもっとできたことはあったのではないか。考えてもどうしようもないとわかっていながらも思いを巡らせてしまいます。本当に申し訳ありませんでした」(中舘英二調教師)

スタートが決まって先団でレース出来、良い形で運んでいました。
これはひょっとすると掲示板??もしくはそれ以上??と顔が綻んだのもつかの間、TVの画面には逸走する姿が、、、
牧場でも気の悪さを見せていたり、他馬を蹴飛ばして怪我させたりするようなヤンチャ姫でしたので、そんな気の悪さが出てしまったのかなと思って、少し微笑ましいような気でもいました。
しかし、レース後の更新がいつまで経っても来ず、これはひょっとするとケガなのか?とはいえ、逸走時の脚の運びもそこまでおかしくなかったし大きなケガではないはず、、、ないことを願いたい。。。
と思っていましたが、上がった更新は臨時更新。最悪な結果に。
愛馬の競走中止も初めてですし、予後不良も当然初めてです。
正直、俺が出資しなければこんなことにはならなかったんじゃないかとか、そんなことも考えてしまいます。
救いというか、(敢えて敬称を略しますが)中館のコメントに同じような心境が垣間見えて、短いコメントの中にもちゃんと未勝利馬でも馬一頭一頭をしっかり見て向き合ってくれてることがわかって、それで少し落ち着きを取り戻しました。
これがもし、他の調教師が事務的にコメントしていたとしたら完全に気持ちが切れていたと思います。
同じ言葉遣いだとしても、文章というのはその裏にある本当の想いや考えが滲み出るものだと私は思っています。
某調教師の文面など伝わるものが全く無いと常々言っているのはそういうところです。
ですので、自分で文章を書くときにもそういう想いを込めて書いているつもりです。
中舘師の最後の文面からはそういう想いや愛情が伝わりました。短い間でしたが、本当にありがとうございました。

ブランニューウェイ

写真は昨年秋、牧場に会いに行った命名者でもあるラクトさんに頂いたものです。
この仔はラクトさんはじめ、同じく出資されてる方が身近なところに多かった仔です。
今はみなさんとともに、きっとその日が来るはずだった彼女が真っ先にゴールを駆け抜ける姿を思い描いて、静かに冥福を祈りたいと思います。

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