変わり身の明暗

本日小倉競馬に出走したアコルダール、アイルビーザワンの2頭は明暗分かれる結果に。
初の芝挑戦となったアコルダールは期待通りの変わり身を見せ、あわやスーパー万馬券演出の4着。
距離短縮に活路を見出したかったアイルビーザワンはこれまでのような前々での競馬ができず8着に終わりました。

ノルマンディーOC公式サイトに上がったレース後コメント。

・アコルダール（2021.2.21 小倉競馬場 馬体重：434kg）

★2/21（日）小倉・3歳未勝利（芝1200m・牝）菊沢一樹騎手 結果4着

「輸送は無事クリアしましたが、前回同様に装鞍所からのテンションがけっこう高かったですね。ゲートもまだよっこらしょといった感じで出てしまって、前半は芝やキックバックにも戸惑っていた。そういった幼さを残しながらも、終いはメンバー中最速の脚を使って、ゴール前接戦まで持ち込めている。やはり芝に向いていましたし、距離ももっとあっていいタイプだと思います。状態に問題ないようなら、このまま小倉滞在させるつもりです」（菊沢隆徳調教師）

テンションは高かったようですが、輸送で大きく馬体重を減らすことなくこれたのは大きいですね。
スタートは今回も出遅れ。
道中も終始後方1-2番手を進み、前奏の再現かと思われました。
4コーナーでもまだ後方。
しかし直線に入ってから一頭だけ別次元の脚で突っ込んできました。
上がり34.2はレース最速。
まるで、小倉芝1200で別馬に変わったシュエットヌーベルのレースの再現を見ているようでした。
権利は取れましたし、平坦小回りは向いてるようです。
タイトなスケジュールではありますが、小倉滞在で続戦できるのは良いですね。
中1週で再度同条件を使うのか、示唆されているように距離を延ばし千八を使うかということになるかと思いますが、今回の脚が使えるならば乗り方一つで確勝級。
アーブルルージュは同じ様な状況で勝ちきらせることができなかった一樹ですが、あれから確実に成長している今ならきっとやってくれることと思います。

 
 
・アイルビーザワン（2021.2.21 小倉競馬場 馬体重：470kg）

★2/21（日）小倉・3歳未勝利（ダ1000m・混）秋山稔樹騎手 結果8着

「一瞬怯むような場面が見られましたが、それでもそこで完全に置かれてしまうのではなく、最後までしっかり堪えてくれたと思います。外枠の方がいいのかと思ったりもしますが、一概には言えません。権利をとって小倉でのもう一戦を確実にしたかっただけに申し訳ないです」（田島俊明調教師）

今回もスタート良く飛び出しましたが活かせませんでした。
3番手のままキープできてればというところもありますが、勝ち馬に寄られたときに引いてしまったのも去ることながら、1000ではテンのスピードに付いていくのも精一杯のように見えました。
やはり1000では忙しいと思います。
平坦小回りは良いと思うので、もう少しゆったりした流れの中で先行力を活かして押し切るような形にしないと厳しいかもしれません。
中1週では節が足りない可能性が大なので、このまま滞在するかどうかは微妙なところですが、万が一入るなら最終週の千七で見たいところです。
田島師のレース後コメントが非常に淡白なのが気になるところではありますが、、、

 
 
 
今回はアコルダールに目処が立ったことが本当に大きいです。
今日は勝ち上がることができませんでしたが、アイルビーザワンも含め、勝ち上がる力は持っている仔たちですので、何とか勝ち星をもぎ取ってほしいですね。