ノルマンディー2016年産 2次募集

ファシネイトの16 ノルマンディー
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昨日ノルマンディーOCから2016年産駒の2次募集馬が正式に発表されました。
今回ラインナップされたのは牡馬5頭牝馬8頭の計13頭(内、牡馬1頭は北海道営所属)。
それぞれの馬について、血統字面と馬体写真を見た上での所感を書きたいと思います。

また、セール仕入馬に関してはそれぞれのセール時にも所感がありますので、そちらもご参照下さい。

尚、毎回申し上げておりますが、ワタクシ、相馬眼やら馬体を評価するような深い知識は持ち合わせておりませんので、あくまで個人の所感ということでよしなにお願い致しますm(_ _)m

 
 
 
・カリオンレディの16

牡馬 黒鹿 2016/4/3生
父:タイキシャトル × 母:カリオンレディ(母の父:キングカメハメハ)
生産:浦河・大道牧場  美浦・青木孝文厩舎入厩予定
募集金額:960万(一口24000円)
カリオンレディの16

カリオンレディの16

オルダージュ | 競走馬データ - netkeiba.com
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世界的名マイラーのタイキシャトル、NHKマイルCと日本ダービーをレースレコードで圧勝したキングカメハメハ、快速スプリンターとして名を馳せたデイジュール。スピードが身上なこの3頭の配合だけあって、短距離向きの体型をしています。加えてよく発達した筋肉、薄い皮膚など、素質馬の雰囲気が窺える点も魅力です。JRA通算200勝以上、しかも3頭のG1馬を含む7頭の重賞ウイナーを擁する名門ケイティーズ系の出身であることが納得できる好馬体。芝・ダートを問わず、勝ち星を量産することを期待しています。

岡田スタッド産ではありませんが、セールではなく庭先での購入でしょうか?
母・カリオンレディは年明けにデビューするも1戦のみで引退繁殖入りしています。
本馬は10歳時の5番仔、上から3頭の兄姉は地方で4~5勝を上げていて、仔出しはコンスタント。
すぐ上の兄・カワキタロマン(父:ノヴェリスト)は中央でデビュー、1戦未勝利です。
牝系の産駒は一部を除いて殆どが地方でデビューしており、ヒシアマゾンの半妹ヒシレイホウを祖にする牝系は全体的にダート適性が高い様子。
先日種牡馬を引退し、残り数世代を残すのみとなったタイキシャトルとの配合は旬を過ぎてるといえますが、配合自体には一本筋が通っていると思います。
馬体もタイキシャトル産駒らしい筋肉質でバランスも良く、金額的にも検討には値するのではないでしょうか。

 
 
・キタノシラユリの16

牡馬 鹿 2016/4/3生
父:ノヴェリスト × 母:キタノシラユリ(母の父:ダンスインザダーク)
生産:新ひだか・岡田スタッド  美浦・尾関知人厩舎入厩予定
募集金額:1360万(一口34000円)
キタノシラユリの16

キタノシラユリの16

ダークオブザナイト | 競走馬データ - netkeiba.com
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母系はジャパンCでオグリキャップに競り勝ったホーリックスを輩出したオセアニアの名門。オープン馬ウインドジャズの半弟にあたる良血馬です。父がノヴェリストに変わりましたが、母は異なる種牡馬でコンスタントに勝ち馬を輩出している賢母ですので、特に問題はありません。むしろ勝ち馬の大半が母の父サンデーサイレンス系の産駒である父にとっては、大歓迎の配合と言えるでしょう。良質な筋肉を纏った好馬体、ゆったりとした伸びのあるシルエットは、芝中長距離タイプの父や母の父の特徴が出ているように感じます。

セールで主取りになりラインナップ。
もう少し乗せてくるかと思っていましたが、妥当なところで出てきましたね。
クラブ馬ラピュルテが残念な結果に終わってしまっただけに、この仔に期待のかかる部分は大きいのではないかと思います。
キタノシラユリも高齢ですし、産駒としては最後のチャンスかもしれません(まだ下もいますが)。
晩成傾向に出ているルーラーシップから今のところ早めに動き出しているノヴェリストに変わったことはプラスに出ると見ています。
もう少しトモに肉がほしいところではありますので、動きも含めて様子見出来ればいいかなと思います。

 
 
・キリーンガールの16

牡馬 鹿 2016/3/9生
父:タニノギムレット × 母:キリーンガール(母の父:Cozzene)
生産:新ひだか・森政巳  美浦・上原博之厩舎入厩予定
募集金額:840万(一口21000円)
キリーンガールの16

キリーンガールの16

サゼラック | 競走馬データ - netkeiba.com
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ウオッカ、スマイルジャック、ブラックスピネルなど、タニノギムレット産駒の活躍馬は、白い鼻筋など、父の容姿にそっくりなタイプが非常に多いですが、本馬も例に漏れることなく、父似の顔、ゆったりとした馬体の作りなどが印象的です。芝の中長距離で活躍しそうな雰囲気がありますが、母の全姉エイシンバーリンが、シルクロードSで当時の芝1200mの日本レコードをマークしたことを考えると、短距離戦にも対応できる爆発的なスピード能力も秘めていそうです。今後は様々な選択肢を持ちながら長所を伸ばしていきます。

セール時には小さく感じましたが、どこまで成長したでしょう。
腰高なところは変わっていませんのでまだ成長はしそうですし、バランスは良さそうです。
募集価格はほぼ予想通り。
懇親会ではマキヲ氏が推していました。
ただ、母が高齢な部分と、エイシンバーリンを排出している牝系ながらここまで中央の芝で結果を出した産駒がいない事、馬体は芝寄りでギムレットが多少強く出ていることで、ちょっと中途半端になりそうな印象も受けています。

 
 
・フォーハピネスの16

牡馬 黒鹿 2016/3/31生
父:ブラックタイド × 母:フォーハピネス(母の父:ファスリエフ)
生産:新ひだか・岡田スタッド  美浦・黒岩陽一厩舎入厩予定
募集金額:1560万(一口39000円)
フォーハピネスの16

フォーハピネスの16

タイドオブハピネス | 競走馬データ - netkeiba.com
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母フォーハピネスは地方競馬で12戦9勝、2着2回。大型馬でダートの短距離型が多いファスリエフ産駒の典型といえるタイプで、約530kgの馬体を活かし、ダート1000~1400mでスピードとパワーを発揮しました。母系はベガ、ハープスター、アドマイヤベガなどで知られる名門アンティックヴァリュー系ですので、繁殖牝馬として大きな期待が寄せられています。その初仔となる本馬は父がブラックタイドですが、ガッシリとしたボリューム感のある体型、胴の詰まったシルエットなど、母や母の父の特徴が良く出ている印象です。

母・フォーハピネスはジャストフォーユーやブラックヘルトなどクラブ馬の姉にあたる、クラブ的には由緒ある血統。
門別から南関で9勝を挙げており、双方のレベルを考えれば中央でもある程度の結果は残せたのではないかと思います。
同じブラックタイド産駒のブラックヘルトと比較しても、間にヌレイエフ×ミスプロのファスリエフを挟んでいることで若干のスピード補完は出来ているのかなと思います。
馬体もまだ幼い感じがする上に、初仔でどちらに転ぶかわかりませんが、配合的には面白いと思います。

 
 
・カネショウフェアーの16

牝馬 鹿 2016/3/28生
父:マツリダゴッホ × 母:カネショウフェアー(母の父:コロニアルアフェアー)
生産:新ひだか・三石ファーム  栗東・佐々木晶三厩舎入厩予定
募集金額:1000万(一口25000円)
カネショウフェアーの16

カネショウフェアーの16

フェアザスピリッツ | 競走馬データ - netkeiba.com
フェアザスピリッツ(Fair the Spirits)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

東京ダービー馬カネショウゴールド、道営で6000万円以上の賞金を獲得したギルガメッシュなど、母系からは地方競馬の活躍馬が多く出ていますが、本馬の馬体を見ると、スッキリとしたスマートな体型をしており、芝のスピード競馬に向きそう雰囲気があります。ロードクエストなど、芝を中心に活躍馬を輩出している父マツリダゴッホの影響を強く感じます。マツリダゴッホ産駒は2歳戦から活躍するタイプが多いことや、半兄コロニアルペガサスが2歳5月デビューでしたので、本馬も早期デビューが期待できるかもしれません。

オータムセールで仕入れた、岡スタ産ではないゴッホ産駒。
こちらも牝系はほとんどが地方所属馬。
今のところ母父がコロニアルアッフェアーという部分以外に気になる要素はありません。
馬体もセールで見たときのほうがよく見えました。
早期デビューを全面に押し出しているところを見ても、イマイチ積極的になれるポイントが見当たりません^^;

 
 
・タニノジュレップの16

牝馬 栗 2016/4/16生
父:ナカヤマフェスタ × 母:タニノジュレップ(母の父:コロナドズクエスト)
生産:新ひだか・岡田スタッド  美浦・堀井雅広厩舎入厩予定
募集金額:800万(一口20000円)
タニノジュレップの16

タニノジュレップの16

マロンクルール | 競走馬データ - netkeiba.com
マロンクルール(Marron Couleur)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

2016年のNAR2歳最優秀牡馬ローズジュレップの半妹で、母系からはダービー馬タニノギムレットなど、活躍馬がコンスタントに輩出されています。またステイゴールドにフォーティナイナーの肌と言えば、ウインプリメーラ(京都金杯)、ラッキーライラック(アルテミスS)など、牝馬の活躍馬が多い点も注目ポイントでしょう。一方、馬体は額の星、栗毛、良質な筋肉など、母の父コロナドズクエストの特徴が出ていますが、馬体自体は伸びがあり、父の良い部分も出ています。距離に融通性があるタイプではないでしょうか。

今は亡きローズジュレップ、昨年40口で募集されたナイトジュレップの半妹になります。
種牡馬として思ったより伸び悩んでいるナカヤマフェスタ産駒という時点で一歩後退です。
これがステゴ産駒だと全然違うんですけどねぇ。。。
募集金額としては手頃なところですが、馬体的にももう一段階成長がほしいところですし、成長を見ながらというところでしょうか。

 
 
・テメリアイランドの16

牝馬 栗 2016/4/13生
父:ハーツクライ × 母:テメリアイランド(母の父:Montjeu)
生産:新ひだか・前川勝春  栗東・河内洋厩舎入厩予定
募集金額:1400万(一口35000円)
テメリアイランドの16

テメリアイランドの16

ミスティネイル | 競走馬データ - netkeiba.com
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ハーツクライ(ドバイシーマクラシック)、モンジュー(凱旋門賞)、カーリアン(仏ダービー)、ヴェイグリーノーブル(凱旋門賞)。代々に亘って配合されてきたのは、芝2400mの大レースを制した名馬ばかり。しかも種牡馬としても大成功を収めた馬たちですので、文句なしの良血馬と言えるでしょう。現に1歳上の全姉シャドウアイランドは東京芝1800mの2歳新馬で、牡馬に混じって3着。大器の片鱗を見せていますので、本馬も素質馬であることは間違いなさそうです。またそれは均整の取れた好馬体を見ても一目瞭然です。

セール時と比較すると馬体は一回り大きくなりました。
少しバランスが良くないですが、成長とともに良くなってきそうな感じはします。
全姉の走りを見ると、母父モンジューの重苦しさは心配する程ではなさそうな気はします。
歩様に大きなマイナス点がなければ、ハーツ産駒ですし河内厩舎ですので、興味を持つ人は多そうですね。

 
 
・ファシネイトの16

牝馬 鹿 2016/5/6生
父:ディープブリランテ × 母:ファシネイト(母の父:キングカメハメハ)
生産:新ひだか・岡田牧場  美浦・栗田徹厩舎入厩予定
募集金額:1160万(一口29000円)
ファシネイトの16

ファシネイトの16

ラヴィブリランテ | 競走馬データ - netkeiba.com
ラヴィブリランテ(La Vie Brillante)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

母ファシネイトはダート1200mで7勝を獲得しましたが、ラジオNIKKEI賞を優勝したセダブリランテスなど、ディープブリランテ産駒はJRAでの勝ち星の9割が芝。しかも母の半妹に芝1800mの福島牝馬Sを優勝したスイートサルサがいるほか、欧州のG1を2勝したファシネイティングロックなどがいる母系背景で、血統面からは芝向きと考えられます。また馬体を見ても、頭からお尻までバランスの取れたシルエット、毛色など、父似の印象を受けますので、おそらく芝1600から2400m前後まで、幅広く対応してくれるでしょう。

セールの段階から出資候補としています。
価格も若干盛ったなとは思いますが想定範囲内で関東入厩ですから、よほど動画でおかしなところがなければ申し込むと思います。
怖いのは抽選だけですねぇ。
血統的にノルマンディーらしさはありませんが、現状のクラブの動きを考えるとこういった方向の仔も軸の一つとなってくるのかなと思います。
セール時にも書いたようにこの牝系に非常に可能性を感じている部分もありますので、初仔ということもありますし先物買いの意味合いと繁殖への期待も込めてといったところでしょうか。

 
 
・ヘンメイレンの16

牝馬 黒鹿 2016/4/19生
父:ヴィクトワールピサ × 母:ヘンメイレン(母の父:タバスコキャット)
生産:新ひだか・斉藤スタッド  栗東・松永昌博厩舎入厩予定
募集金額:880万(一口22000円)
ヘンメイレンの16

ヘンメイレンの16

ヴィクトワールメイ | 競走馬データ - netkeiba.com
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よく発達した胸前の筋肉、四肢をスラッと長く見せるシルエットなど、父ヴィクトワールピサらしさが感じられる好馬体です。桜花賞馬ジュエラーをはじめ、同産駒は圧倒的に芝向きのタイプが多い現状を考えると、本馬も芝のマイルから2000mが主戦場になるのではないでしょうか。また、母系は米G1を11勝した歴史的名牝レイディズシークレットが曽祖母にいる一流の血統背景です。ここを起点に、日本でも多くの勝ち馬が出ていますし、四代母グレートレイディエムの孫にG1馬ビリーヴがいることも見逃せないでしょう。

ファシネイトと同様の路線でしょう。
金額的にも魅力的ですが関西馬ということで一歩後退です。
全兄のキャッチザクラウンが今後どうなるかというところはありますが、兄姉に活躍馬が皆無ということがセールでの安さの要因ですし、最も気になる部分だと思います。
馬体はこれから良くなりそうでしし、価格的には様子見の価値はあると思います。

 
 
・レイラインの16

牝馬 青鹿 2016/3/31生
父:エイシンフラッシュ × 母:レイライン(母の父:サンデーサイレンス)
生産:新冠・スカイビーチステーブル  美浦・矢野英一厩舎入厩予定
募集金額:920万(一口23000円)
レイラインの16

レイラインの16

ホーリーライン | 競走馬データ - netkeiba.com
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母レイラインはオープン馬モノポールの全妹。ここまで送り出した産駒を見ると、配合種牡馬の特徴や長所を引き出す傾向が見られます。本馬は毛色こそ若干異なりますが、頭の先から爪の先まで、漆黒で統一された美しい馬体は、父エイシンフラッシュの特徴を如実に反映していますし、顔や首差しのあたりも父に似ている印象を受けます。2017年に初年度産駒がデビューしたその父は、ここまで順調に勝ち馬を輩出していますが、その大半が母の父サンデーサイレンス系。本馬がまさにその配合である点は強調材料の1つです。

字面的にはサンデーが入っている分、母父ジェネラスのタニノローゼより見映えは良いですね。
全体的な筋量のバランスなどはタニノローゼとも似ていて、エイシンフラッシュ産駒の特徴なのかもしれません。
高齢母の仔ですし、判断が難しいところはありますが、金額的にはアリだとは思います。
セール時に比べ、若干繋ぎが寝てきているように見えることと、右前に少しリスクを感じる部分はありますので、動画でしっかり確認したいところです。

 
 
・ローズウッドの16

牝馬 鹿 2016/5/10生
父:トーセンラー × 母:ローズウッド(母の父:ホワイトマズル)
生産:新ひだか・岡田スタッド  美浦・菊沢隆徳厩舎入厩予定
募集金額:1040万(一口26000円)
ローズウッドの16

ローズウッドの16

アーブルルージュ | 競走馬データ - netkeiba.com
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父トーセンラーは全弟スピルバーグが天皇賞馬、半兄フラワーアリーが米二冠馬アイルハヴアナザーを輩出した名種牡馬。この血統背景は種牡馬として大きな可能性を感じますので、初年度産駒となるこの世代から注目すべきでしょう。本馬の馬体は母の父がホワイトマズルということもあってか、腹回りがゆったりしていますが、前駆後躯のバランスの良さなどは父トーセンラーを彷彿させるものがあります。またディープインパクトにホワイトマズルの肌には、スマートレイアーが出ていますので、配合的な相性も良さそうです。

母17歳時8番仔の岡田スタッド産です。
アドマイヤコジーン産駒の半兄ライブリシュネルは7歳ながら現役で準オープンまで上がりました。
近走成績的にそろそろ厳しいかなとは思いますが、ここまで55戦大きな怪我もなく、ノルマンディーのコンセプトを地でいくような仔です。
本馬は父がトーセンラーに変わりましたが、トーセンラーは種牡馬として面白そうな気配を感じますし、兄のような丈夫さが受け継がれれば面白い仔になりそうです。
地方で走る兄姉もいますがどちらかというと芝での勝鞍のほうが多く母系は芝だと思いますので、そういった意味でもトーセンラーに変わったことはプラスだと思います。
ただ、スマートレイアーを引き合いに出すのはちょっと強引かとw

 
 
・ミスルナの16

牝馬 栗 2016/3/31生
父:Graydar × 母:Miss Luna(母の父:Henny Hughes)
生産:米国  栗東・山内研二厩舎入厩予定
募集金額:2200万(一口55000円)
ミスルナの16

ミスルナの16

エルズリー | 競走馬データ - netkeiba.com
エルズリー(Erzulie)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

父グレイダーは米G1ドンHを含む6戦5勝。その名の通り芦毛の白い馬体ですが、本馬は光り輝く美しい栗毛、白い鼻筋など、父よりも母の父であるヘニーヒューズの特徴が色濃く出ていることは明白です。ヘニーヒューズは父として米G1を11勝したビホルダーという名牝を輩出したほか、日本でも2歳王者アジアエクスプレスやダートG1馬モーニンを出すなど活躍。仕上がりの早さを活かし、2歳戦から頭角を現すタイプが多いことも特徴の1つ。既に完成度の高い馬体をしている本馬も、早期デビューが視野に入っています。

今年のキーンランドセールにおいて、LEX名義で7万ドルで落札された仔です。
関税やら何やらを加味すると金額的には致し方ないところだと思います。
個人的にはアメリカくんだりまで行ったのだったら、わざわざ母父ヘニーヒューズでなくてもとは思いますが^^;
今日本で走っている日本の馬場適性に合ったヘニーヒューズ牝馬に内国産種牡馬で配合を考えるほうが良いような気もします。
希少種牡馬の仔ということもあってのことなんでしょうかね。
馬体は筋量もバランスも良く、動きをしっかり見ていきたいと思います。

 
 
 

まとめ

ネオヴェリーフェズの16に関しては、地方募集馬であるため割愛させて頂きましたが、十分中央でも通用しそうな感じで、少しローズジュレップの募集時と似たような匂いがするということだけ付け加えておきます。

今回の2次募集では、馬体写真だけを見る限りでは明らかにダメな仔はいなさそうです。
血統面や母系の成績その他で何らかのマイナス要素があって安い金額で出ている仔でも、馬体は割とちゃんとしてる仔がほとんどだと思います。
本文中にもあるように、今のところファシネイトの16には申し込むつもりです
他にも一長一短考慮しながら検討していきたいと思いますが、現時点で気になっているのはフォーハピネスの16ヘンメイレンの16ローズウッドの16辺りですかね。
あとは測尺や動画を見ながらしっかりと判断していきたいと思います。

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