ルムロン デビュー戦は及第点

レース結果
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本日の福島7R(3歳未勝利戦 ダート1700m)でようやくのデビューを果たしたルムロン。
結果は11着と大敗ではありましたが、端々の先々は良くなってきそうな気配を見せる及第点の内容でした。

ノルマンディーOC公式サイトに上がったレース後コメント。

・ルムロン(2021.7.17 福島競馬場 馬体重:492kg)

★7/17(土)福島・3歳未勝利(ダ1150m・混)内田博幸騎手 結果11着

「ゲートの扉が開く音で驚いてしまい、芝部分のスタートもあってか、ダッシュが付かずに序盤は追走で手一杯。既走馬相手でこちらはいかにもデビュー戦といった大味な競馬となってしまいました。まだ余裕のある体つきには映ったものの、輸送をこなして落ち着いた状態でレースに臨めていましたし、変わってくる余地は十分あると思います。『息さえ持てば本質的にダ1200mが適性ではない』という内田騎手のコメントにも意見一致しています。使った反動を懸念しなければならないですし、まずはレース後の上りをよく確認してから次を考えましょう」(林徹調教師)

ずっと520-30kgで推移していた馬体が、輸送での馬体減もあったでしょうが500kgを切る馬体重で出走してきました。
パドックで見せた馬っぷりの良い馬体はもはや“牛”ではありませんでしたね。
緩さも残りますが、今回レースを使ったことでもう一絞り出来ればグ~ンと良くなってきそうです。
レースではスタートこそ互角に出たものの、やはり行き脚はつかず最後方から。
この時点では大差の殿負けも覚悟しましたが、3コーナー手前から徐々に進出し直線入り口手前では中団辺りまで押し上げてきました。
この行きっぷりはなかなかのものでスピード感もありましたので、レース慣れしてくれば形になってくるのではないでしょうか。
コメントにあるように、この後の反動が心配ではありますが、もし大きな反動なく次に向かうことができるようなら、条件を精査することで大きな変わり身が期待できそうな雰囲気を感じ取れました。
問題は脚元の状態と、クラブがどれだけ我慢してくれるのかというところだと思います。
牧場で将一社長に『この仔とルーシーショーはどちらがタルマエらしいですか?』と訊いたことは募集馬見学ツアーの際の記事でも書きました。
答えは『タルマエ感は圧倒的にこっち』ということだったのですが、肌馬としては当然ルーシーショーの方が優れているので、、、というニュアンスを言外に感じました。
それでもこの仔に出資したのは父ホッコータルマエが持つであろう成長力を見越してのものでした。
ホッコータルマエは7歳終わりまでG1戦線で活躍した馬。
ノルマンディーでは古馬になってからの成長力が本当に重要ですので、より父の特性を受け継いでいそうな事を重要視してました。
今日の様子を見る限りその狙いは間違っていなかったと思いますが、時間との戦いが大きな壁として立ちふさがります。
脚元さえ問題なければあと一戦はいけそうですが、その一戦で判断を下されても不思議ではない現状。
『成長力がありそう』というのも雰囲気でしかないので、次の結果だけで○×を出されても仕方はないです。
ただ、そこだけではなく先を見据えた判断を下してもらえるとうれしいなという希望くらいは持っても良いよね?と言ってもいい内容だったと思います。

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