デビュー&デビュー&ワザモノ

出走情報
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今週は3頭。
ワイルドアイズがようやく3歳馬のラストとなるデビュー戦、2歳馬からは今世代トップバッターとしてスパーキングブルー(レジェンドブルーの20)がデビューを飾ります。
また、前走良い競馬で3着と洋芝への適性を示したワザモノが中1週同条件で「今度こそ」の勝利を目指します。

ノルマンディーOC公式サイトに上がった近況。

・ワイルドアイズ

☆8/13(土)新潟・3歳未勝利(ダ1800m)藤田菜七子騎手

7日(日)にPコースで4ハロン56.9-42.3-13.0を単走で馬ナリに追われ、10日(水)にもPコースで5ハロンから0.4秒追走して併せ、69.6-52.8-38.0-11.8をゴール前仕掛けて追い切りました。
「先週末に自分が跨った感触からも一度番組を見直すことにしました。当初は1200m戦を考えていましたが、ゲートがすこぶる速いタイプではないことに加えて、折り合いもつくので1800m戦の方が競馬がしやすいのではないかと考えての選択です。レースを間近に控えて余分な疲れを残さないようPコースで時計消化をおこない、ジョッキーは『息の重さもありませんし、先週からさらに良くなっていると思います』と話していました。鞍上ともしっかりコンタクトをとった上で実戦に臨みます」(辻哲英調教師)

POG本にも取り上げられ、牧雄氏にもノルマンディー期待の一頭として取り上げられていたワイルドアイズが度重なる頓挫を乗り越えてようやくデビューを迎えることになりました。
正直セルヴァの二の舞いを半ば覚悟していましたが、なんとかデビューまで漕ぎ着けてくれてホッとしています。
今年の3歳世代はいずれもデビューに時間がかかったとはいえ、まさか2歳世代のデビューと同週になるとは思いもよりませんでしたが^^;
生き残りをかけたこの時期の既走馬を相手にしなければならないので大きな期待を持つことはできませんが、ここで見どころのある走りさえ見れればまだ先が出来ることになります。
鞍上の菜七子は調教から関わっており、感触はつかんでいるはずし、時計もそれなりのものが出るようになりました。
「この馬は走ると言ってしまったから意地でも走らせなきゃならない」と仰ってた方もいらっしゃいました。
その言葉を思い出させるような走りを期待しています。

 
 
・ワザモノ

☆8/13(土)札幌・羊ヶ丘特別(芝1500m・混)黛弘人騎手

10日(水)に札幌競馬場のダートコースで5ハロン69.0-53.4-39.0-12.9を単走で直線強めに追い切りました。
「中一週での出走ですので、そこまで強い負荷は必要ありません。70-40程度で最後だけ伸ばすようオーダーをしての時計消化でしたが、思うような内容で終えられたと思います。黛ジョッキーは『苦しいところもなく、上がってからの息もケロッとしてました。一度使って良くなっているのが感じられます』と話していました。馬体にハリもありますし、間隔をつめての疲労感だったりの不安もなく、何よりも上昇度の方が大きいですね」(尾関知人調教師)

前走は惜しくも差のない3着。
今回も手綱を取る黛弘人も積極的に勝ちに行く競馬を見せてくれました。
そこから同条件で中1週という理想的な形で今度こその勝利を狙います。
メンバー的にも半数が前走で戦ったメンバーでもあり、今回も敵は前走で一緒に走った組ということになりそう。
状態も引き続き問題ないようなので、勝利を確信したいところですが心配は馬場状態。
前走は久々のパンパンの良馬場が効いていたのは一目瞭然。
今週は東北から北海道にかけて長いこと災害級の雨が降っており(被災された皆様に心からお見舞い申し上げます)、当日の馬場状態は期待できそうにありません。
そこだけが唯一の不安材料になりますが、後で「杞憂だった」と言えるような快走を期待しています。

 
 
・スパーキングブルー

☆8/14(日)小倉・2歳新馬(芝1800m・混)松山弘平騎手

10日(水)に坂路コースで4ハロンから0.4秒追走して併せ、54.9-40.0-26.0-12.9を強めに追い切りました。
「今週はレースで騎乗予定の松山騎手を背に追い切りをおこなっています。既にデビューしている2歳馬を追い掛ける形で運び、最後は少し遅れてしまったものの、相手が動き過ぎたため問題はありません。ジョッキーは『乗り味が良いですし、初戦からそこそこ動けそうですね。まだ緩いところはありますが、使いながら良くなっていきそうな感じがします』と話していました。新馬戦らしく頭数は落ち着きましたし、これまでの調教内容から、好走を期待したいところ。切れ味というよりは、長く脚を使いそうなタイプなので、ある程度前目の位置から競馬ができればと思っています」(牧田和弥調教師)

2018年のフェアリースキップ以来になる夏デビュー。
ここまで全くトラブルなく順調に来ることができました。
今週こそ平凡ですが先週にはそこその時計も出ていますので「とりあえずデビュー」という感じでもなさそうですし、先月併せていた僚馬は新馬勝ち。
そういった部分を加味すると、十二分に勝負になるのではないでしょうか。
鞍上にもトップジョッキー・松山弘平を迎え、準備は万端です。
新種牡馬サトノクラウンも既に2頭勝ち馬を出してますし、その流れに乗りたいところ。
20年産期待のドラ1が早くもベールを脱ぎます。

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