HBAサマーセール2018(その3)

アンプリエール2017 ノルマンディー
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5日間に渡って開催されたサマーセールも昨日ついに最終日を迎えました。
関係者の皆さま、長丁場おつかれさまでした。
最終日もしっかり2頭落札したノルマンディー。
その2頭をザッと見てみようと思います。

 
 
 

サマーセール2018(3日目)

 
・アンプリエール2017(父:ショウナンカンプ 母父:バゴ 牡 鹿毛 落札価格464.4万円)
 

アンプリエール2017

アンプリエール2017

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牝系は4代母にタレンティドガールを持つ名血。
母アンプリエールはデビュー戦で2着に入るも2戦目に大敗しそのまま繁殖入り。
本馬は母10歳時の5番仔になります。
適度に空胎を挟んでの出産は活力的には好印象でしょうか。
ただ産駒成績についてはあまり芳しいものではなく、ヴァーミリアン産駒の半兄グングニールが南関(大井)で2勝を上げているのみです。
ショウナンカンプも種牡馬として既に10世代以上の産駒を出していますが、現3歳世代ラブカンプーがサマースプリントシリーズで健闘しているものの、未だ重賞勝馬は2014年NZTのショウナンアチーヴの1勝のみと決して成功しているとはいえません。
ノルマンディーではディスティンダリアやホウロクダマなど2勝以上している仔もいるため、割と好印象で受け入れられるケースもあるのですが、現状走っていると言えるのは岡スタ産です。
また、ショウナンカンプ産駒の傾向としてはスプリンター血統からか、割と幼少期に馬体の見栄えのする仔も多いのでなかなか見極めは難しいかなとは思います。
本馬はかなりの腰高で厚みもまだ足りない気がします。
下半身は立派になりそうな気配もありますので、成長と共にバランスを見ながらという感じになるかと思います。

 
 
・コーラルグリッタの29(父:メイショウボーラー 母父:ゼンノロブロイ 牝 栗毛 落札価格421.2万円)
 

コーラルグリッタの29

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母コーラルグリッタはターファイトで募集されたクラブ馬で16戦1勝。
牝系からはシルクプリマドンナを筆頭に中央勝ち馬もかなり出ていて、現役ではパフォーマプロミスなどが遠縁にあたります。
父母ともに一昔前で言えばヘイルトゥリーズン系×ノーザンダンサー系のニックス配合の同士で、全体を眺めてみるとなかなかのカオスです^^
メイショウボーラーも決してここまで大成功と言える種牡馬ではありませんが、本馬は母8歳時2番仔と比較的フレッシュな状態での仔ですし、このカオス血統次第では大ホームランもありかもと思わせるものはありますね。
ちなみにいつも言いますが、ワタクシの場合、血統に関しては「〇〇がどこにどこに入ってるから□□」みたいな理論は一切考えません。
すべて全体から見える流れ・雰囲気・イメージですので、全く参考にはなりません^^;
この仔も腰高ではありますが、バランス的には上記コーラルグリッタよりは良いと思います。
多少”栗毛マジック”も入って好馬体に見えますね。
脚の出方も、歩かせてみればしっかりと大きいストライドを使いそうに見えます。
落札価格も安く、募集されれば880万などの最安募集額で出てくると思われますのでチェックはしておいてもいいかなと思っています。

 
 
 
結局今年はサマーセールでは昨年一昨年を上回る計12頭を落札しました。
昨年もサマーセールからグラウシュトラールやグランツリヒターなど数頭が1次募集にラインナップされており、その他の仔も大多数が2次募集以降で募集されています。
今年もこの中から早い段階で完成度の高い仔は1次から出てくるものと思います。
募集馬が発表されるまでの間、どの仔が募集されるのかなど想いを馳せるのも楽しみの一つですね^^

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