2019 オータムセール

ノルマンディー
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今年も昨日から2日間に渡ってHBA日高軽種馬農業協同組合主催のセリ市『オータムセール』が開催されました。
先日1次募集が始まったばかりのノルマンディーOCではありますが、2次募集以降はセリでの購入馬が主体となり、例年本オータムセールでの購入馬もラインナップされています。
今年も3頭と少数精鋭にはなりましたが、ノルマンディー名義での落札がありましたので、今回も例のごとく忘備録としてまとめておきたいと思います。

 
 

初日(2019.10.15)落札馬

・クリアソウル2018(父:スウェプトオーヴァーボード 母父:アグネスデジタル 牝 芦毛 落札価格550万円)

クリアソウル2018

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母12歳時6番仔で同産駒としては初の牝馬になります。
全兄にダート短距離で3勝を挙げているシゲルヒラマサ、デビューから連勝し今年の青葉賞で3着いたピースワンパラディはジャンポケ産駒の半兄になります。
スウェプトの芦毛と言うだけでも欲しくなる方が多数いそうですし、ピースワンパラディの弟と言うことであれば募集されればかなりの人気になりそうです。
母のクリアソウルは1勝馬ですがシルクの馬ということもあって思い入れのある人も多そう。
これが500万での落札というのはクラブ的にはなかなかいい買い物が出来たのではないでしょうか。
1世代上の全兄クリアショットもまもなくデビュー。
募集される頃にはそちらの能力もある程度見れると思いますので、その辺も加味しながら検討できれば良いですね。

 
 
・スイートウィリアム2018(父:メイショウボーラー 母父:Miswaki 牝 栗毛 落札価格319万円)

スイートウィリアム2018

ジャルベラロッサ | 競走馬データ - netkeiba
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母スイートウィリアムはユニオンで募集された馬で11戦未勝利。
本馬は母20歳時11番仔という高齢母の仔になるので気にする人は気にすると思います。
ここまで中央で勝ち上がった兄姉はプリサイスエンド産駒の半姉セイウンスマイル(3番仔)と、ブラックタイド産駒の半姉コスモチョコレイ(6番仔)の2頭。
一つ上のワールドエース産駒スウィートメリナは先月中山で新馬戦を走り、16頭立て6番人気4着。
上がり最速をマークするなど、今後の勝ち上がりを期待させる走りを見せました。
ちなみにこのスウィートメリナはレックスの馬なので、この半姉を見てある程度目星を付けてたのかもしれませんね。
メイショウボーラー産駒ではありますが、毛色や筋肉の付き方をみると父父タイキシャトルがそれなりに出ていそうです。
母父ミスワキの優秀さは疑いの余地はありませんが、タイキシャトルあるいはメイショウボーラーとの組み合わせになると成功例がないのが気になるところです。
全然関係ありませんが、メイショウボーラー×Miswakiの内1頭にいるグラーティアという馬の名前がワタクシが運営している会社の名前と同じなのが余計に心配ですw

 
 
 

2日目(2019.10.16)落札馬

・アイアンブリッジ2018(父:ヴィクトワールピサ 母父:トニービン 牝 鹿毛 落札価格275万円)

ラブエターナル | 競走馬データ - netkeiba.com
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この仔は残念ながら立ち写真が上がっていませんでした^^;
本馬も母20歳時13番仔と高齢母産駒ということになります。
代表産駒は2013年にチューリップ賞勝ちし桜花賞でも1番人気(4着)に推されたクロフネ産駒のクロフネサプライズ。
それ以外には4番仔のカンファーバトル(マンカフェ・牡)が中央では唯一の勝ち上がり馬になります。
クロフネサプライズが出ているということで牝系としては素養があるということにはなると思いますが、一発屋的な要素が強く確実性には欠けますね。
生産者・上村清志氏は古くはルサルカ、近年ではベラソヴラーノでノルマンディーに生産馬を下ろしてます。
立ち写真はありませんが、セールの中継動画でみると馬体にはしっかり厚みがあってバランスは良いと思います。
ただちょっとうるさいかもしれませんね。
ヴィクトワールピサ×トニービンにはテラノヴァがいますが、あれは母がエアトゥーレという名繁殖なので参考外^^;
現実的にはここからの成長を見ながらという形になると思いますが、馬体的には少し期待が持てるかなと思います。

 
 
 
今回落札の3頭はいずれも格安の牝馬でした。
セール馬も少しずつ結果を出しつつありますし、金額的にも手が出しやすいところになると思いますので、個人的にはセプテンバーの仔たちよりは今回の3頭のほうが期待は持てそうかなと思っています。
まぁ、確かに高齢母は気にはなるんですがねぇ。。。
セプテンバーを見ても、今回のオータムを見ても、今年は大量に仕入れてないので2次3次での募集頭数はそんなに多くならないと思います。
ですので、やはりある程度は現在の1次募集の中で完結できるような馬選びをしていくのが本線なのかなとも考えております。

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