復帰ならず。

20180224 中山5R レイヴンキング_パドック チーム近況
この記事は約3分で読めます。

昨年9/5の出走を最後に1年以上かけて復帰を目指していたレイヴンキングさんが左前浅屈腱炎を発症。
残念ながらここで競走馬生活にピリオドを打つ事になりました。

ノルマンディーOC公式サイトに上がった臨時更新。

復帰に向けて慎重に調整を進めていましたが、本日15日(金)の調教中に歩様が乱れ、軽い跛行の症状を見せました。
左前脚に腫れと熱感も確認されたため、トレセン診療所でエコー検査を行ったところ、左前浅屈腱炎を発症しているとの診断が下っています。
デフューズ型(びまん性型)で損傷率自体はそれほど大きな数字ではないものの、再発のリスク、これまでの戦歴および現状を踏まえて今後について尾形和幸調教師と協議をおこなった結果、誠に残念ではございますが、ここで中央競馬での登録を抹消して現役を引退することといたしました。
なお本馬はJRA競馬学校に乗馬として寄贈する予定です。
出資会員の皆様には追って書面にてご連絡させていただきます。
レイヴンキング号にお送りいただいたこれまでの温かいご声援、誠にありがとうございました。

「角馬場で長めにウォーミングアップした後に周回コースを半周から1周。日によってメニューこそ違えど、調教でまだそこまで強い負荷をかけてはいないのですが、今朝の運動を終えて厩舎へ戻る際に跛行してしまいました。さきほど念のため診療所でエコー検査を行ったところ、デフューズ型で左前浅屈腱炎を発症しているとの診断が下っています。損傷率自体は低く重度ではないものの、競走復帰までには時間を要する見込みで、治癒してもまた再発する可能性は否定できません。長く休養させたことでトモがだいぶ緩く感じていただけに、坂路入りは控えてジックリ進めていくつもりだったのですが…。繋靭帯炎による腫れや熱感がようやく治まってきた矢先、このような報告をしなければならず大変申し訳ありません」(尾形和幸調教師)

このまま復帰しても以前のようなパフォーマンスは見せられないだろうとは思ってましたが、せめてもう一度走る姿を見たかったです。
先週突然に外厩をすっ飛ばして入厩したことから『見舞金狙い』と揶揄する声もありましたが、ずっと尾形厩舎に留まっていたことからも本気で復帰を目指していたとは思います。
とはいえ、やはりいきなりトレセンの環境に戻すというところは馬の精神的負担等を考えても性急だったのではないかと思っています。

勝てなかったとはいえ、デビュー戦での大逃げから始まり平地でも障害でも勝ち上がり目前まで迫っていたレースぶりは常にワクワクさせてくれました。
何よりもワタクシ程度の腕でもカッコよく写ってくれる写真写りの良さ、もちろん目の前で見たら更に倍増のグッドルッキングホースでした。

20181014 東京2R レイヴンキング パドック5

20181014 東京2R レイヴンキング パドック5


20180202 東京6R レイヴンキング_パドック4

これからは競馬学校でしっかりと次代のジョッキーを育ててくれることを願ってやみません。
レイヴンキングさん、お疲れさまでした。
ありがとう。

Comments

タイトルとURLをコピーしました