ノルマンディー2017年産 4次募集

ノルマンディー

先週末、ノルマンディーOCから2017年産駒の4次募集馬が発表されました。
今回ラインナップされたのは牡馬3頭牝馬1頭の計4頭。
全頭トレーニングセール購入馬という、2歳馬入厩が急速に進んでいるこの時期においては非常に検討しやすいラインナップになっています。
内国産馬3頭についてはセール時の所感もありますので、下記エントリーもご参照ください。

HBAトレーニングセール 2019
今年も昨日の公開調教から本日にかけてHBAトレーニングセールが開催されました。昨年はウエスタンデンコーの2016(トゥインクルリーフ)、ファニーの28(リバティヘッド)の2頭が落札され、その後に行われた4次募集にラインナップされました。 ...続きを読む

 
 

2017年産 4次募集馬

・キシュウグラシアの17

牡 鹿毛 2017/4/24生
父:フレンチデピュティ × 母:キシュウグラシア(母の父:フジキセキ)
生産:日高・日西牧場  美浦・尾形和幸厩舎入厩予定
募集金額:1960万(一口49000円)
体高:159.0 胸囲:179.0 管囲:20.5 体重:482

キシュウグラシアの17

セレンディピア | 競走馬データ - netkeiba
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募集No.44 キシュウグラシアの17(父:フレンチデピュティ)

父フレンチデピュティ×母の父フジキセキといえば、GⅠ馬サウンドトゥルーを輩出した大物ニックス。
しかも母キシュウグラシアは重賞2勝馬メイショウオスカルの全妹にあたる良血馬で、素質の高さを窺わせる血統背景です。
本馬は5月の北海道トレーニングセールの上場馬で、公開調教では2F21秒61(236頭中8番目の好時計)をマーク。
スピードを感じさせる軽快なフットワークは実にほれぼれするものでした。
まさしく即戦力といえる逸材ですが、奥行きのある血統背景を考慮すると、息の長い活躍も期待できるでしょう。

予想通りサウンドトゥルーを全面に押し出してきました^^
今年は募集動画の中にトレーニングセール時の動画を含めてるのは良いですね。
セール時の走りではスピードに乗り切る前までのフォームに若干バラツキはありますが、並ばれても抜かせない根性はありそうです。
ただ現状の歩き動画を見ると、もう少しピリッとしたところがほしいですね。
前後の動きが今ひとつ連動していない感じがするのが気になるところで、そこがセール時の走りに見られるスピードが乗り切る前までのフォームのバラツキに通じているのかなと思います。
化けそうな気配はありますので、その辺りがこの数ヶ月でどの程度矯正されてくるのか見たいです。

 
 
・シャインパーミットの17

牡 黒鹿毛 2017/6/10生
父:スクリーンヒーロー × 母:シャインパーミット(母の父:ファルブラヴ)
生産:新ひだか・上野正恵  栗東・渡辺薫彦厩舎入厩予定
募集金額:2960万(一口74000円)
体高:165.0 胸囲:189.0 管囲:21.0 体重:510

シャインパーミットの17

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募集No.45 シャインパーミットの17(父:スクリーンヒーロー)

既に5月の北海道トレーニングセール上場時で、体重が500㎏を優に超えたほか、体高、胸囲、管囲も立派。
6月生まれであることを微塵も感じさせない素晴らしい馬体です。
公開調教でも21秒台をマークし、完成度の高さを窺わせましたが、モーリス、ゴールドアクターなど、豊富な成長力で知られるスクリーンヒーロー産駒ですので、まだ奥行きがあるでしょう。
またNAR2歳最優秀馬のディラクエ、アネモネSの優勝馬エミーズスマイルなど、曽祖母グレイエミネンスを起点とした活気あるファミリーラインも魅力の1つです。

セール時にも書いているようにいろいろな意味で注目の仔です。
当歳セールで購入したコンサイナーが約1年かけてトレーニングセールで好時計を出せるまでの育成を施し、2倍以上の値が付きました。
そして本馬は既に小野町入りしており、ある意味ノルマンディーは育成にほとんど手を出してないということになります。
これまで高額馬は何頭も募集されていますが、ここまで吹っ切れた、振り切った、募集は初めてです。
ノルマンディー育成論争に負の終止符を打ちかねない英断には大注目ですし、この結果如何では今後の方向性も左右されそうです。
コンスタントに活躍馬を出し一躍人気種牡馬となったスクリーンヒーロー産駒でSS3×3の強烈なクロスも注目されるでしょう。
現状動きからは若干パワーが勝ってるかなという感じはありますので、スケール感からすればダートの大きいところを狙っていきたいですね。

 
 
・ブレイディングゴールドリングの17

牡 鹿毛 2017/4/23生
父:Lemon Drop Kid × 母:Blading Gold Ring(母の父:During)
生産:米国  美浦・菊沢隆徳厩舎入厩予定
募集金額:2640万(一口66000円)
体高:158.0 胸囲:180.0 管囲:20.0 体重:476

ブレイディングゴールドリングの17

Blading Gold Ringの2017 | 競走馬データ - netkeiba
Blading Gold Ringの2017の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。
募集No.46 ブレイディングゴールドリングの17(父:Lemon Drop Kid)

父レモンドロップキッドは米三冠最終戦ベルモントSの優勝馬であり、2~4歳時に3年連続G1制覇を成し遂げ、米古馬チャンピオンにも輝いた超一流馬。
現在は多くのG1馬の父として確固たる地位を築き、日本ではメイショウテッコン(日経賞)の母の父としても知られています。
しかも本馬はミスタープロスペクター3×4も大きな魅力。
ダービー馬レイデオロ、今年のフェブラリーSの覇者インティがその代表例であるほか、父の代表産駒ビーチパトロールにも施されていました。
配合の妙も感じられる楽しみな逸材です。

昨年のマリアズハートに続いてフロリダの「2019 OBS Spring Sale of Two-Year-Olds In Training」で落札した子です。
母はシーキングザゴールド~ミスプロにレッドゴッド系のDuringという血統なので日本の馬場への対応は問題ないかと思います。
レモンドロップキッドに国内オープン以上の産駒がいないのは気がかりなところではありますが、セール時の走りは内国産3頭よりもバランスよく走れていて飛びが非常に綺麗ですし前後の伸びもしなやかで、タイム以上に躍動感とスピード感を感じます。
◯外の牡馬はここまでなかなか結果が出ていませんが、走りだけを見ればこれまでとは少し違いそうな感じもしますね。
この仔も既に小野町にいます。
歩き動画を見ても、既にある程度馬体も締まってきていて売れ行き次第ですぐにでも入厩ということになりそうですが、そこまで爆発的に売れるのかと考えると入厩時期を逸してしまう恐れもありそうで、そこが一番の悩みどころかもしれません。

 
 
・アリゲーターアリーの17

牝 青鹿毛 2017/3/21生
父:ブラックタイド × 母:アリゲーターアリー(母の父:Gone West)
生産:新ひだか・ヒサイファーム  栗東・吉村圭司厩舎入厩予定
募集金額:1040万(一口26000円)
体高:159.0 胸囲:186.0 管囲:19.5 体重:458

アリゲーターアリーの17

シュアリーシーズ | 競走馬データ - netkeiba
シュアリーシーズの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。
募集No.47 アリゲーターアリーの17(父:ブラックタイド)

漆黒の馬体、スラッとした均整の取れたシルエットなど、グッドルッキングホースとして見る者を魅了した父ブラックタイド似の牝馬。
いかにもサンデーサイレンス系らしい軽快さが感じられます。
母アリゲーターアリーは名種牡馬ゴーンウエストの産駒で、武蔵野Sを優勝したシーキングザベストの半姉にあたる良血馬。
祖母マッキーも米G3優勝馬と、母系からも活力が感じられます。
北海道トレーニングセールに上場されたように、脚元や体調面に大きな不安はなく、仕上がりも順調。
即戦力として十分計算できる逸材です。

今回の募集馬の中では一番の低価格馬ということになりました。
セール時には右へ右へ張ってしまったところに右ムチを一発入れると今度は左に大きくよれています。
それでも併せた相手を大きく千切ってますから非凡な能力はあると思います。
そういった部分がが現状どのくらい矯正されているのか見てみたいところです。
歩き動画も無難にまとまっていますし、測尺より馬体も大きく見せますね。
バランスは悪くないので、もう少しトモが大きくなってくればといったところかと思います。

 
 
 

雑感

これまで売れ残り感の強かった4次募集ですが、昨年くらいから少し変わって、今年はすべてトレーニングセール出身馬の『完全即戦力購入会』になりました。
本来、この時期の募集ですからこうあるべきだと思いますし、去年今年とある程度結果を出せればこの路線で定着していくのではないかと思います。
そして本文にもあるように、シャインパーミットはやはり興味を持って見守りたいです。
金額的にロワセレストと対比されることもあるでしょうね^^;
そのシャインパーミットが渡辺薫彦厩舎、ブレイディングゴールドリングが菊沢隆徳厩舎とこのところノルマンディーでの預託馬の質がどんどん上がっている2厩舎。
最後のチャンスになるのか?尾形和幸厩舎。
ノルマンディーでは初の預託となる吉村圭司厩舎と、各預託先もクラブの思惑が透けて見えるようで興味深いです。

ワタクシ個人的には◯外の怖さがあるものの今のところブレイディングゴールドリングにいきたいです。
売れ行きによって左右されそうな入厩時期を見極めながら検討します。
・・・そのためには誰か勝ってもらわないと、、、(´・ω・`)

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