HBAサマーセール2019 その2

ノルマンディー

今年のサマーセールも本日の4日目で無事終了いたしました。
今回は昨日の3日目と本日の最終日のノルマンディーOC落札馬を見ていきたいと思います。

サマーセール2019 3日目落札馬

・ミラクルキャンデー2018(父:ドリームジャーニー 母父:ブライアンズタイム 牡 鹿毛 落札価格216万円)

ミラクルキャンデー2018

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2019 北海道サマーセール 3日目 セール生中継

ここまで募集されていなかったのが不思議だったドリームジャーニー産駒。
本馬は母10歳時の4番仔。
4頭中3頭にドリームジャーニーがつけられていて、兄姉で唯一中央での勝ち星があるディスピュートも全弟になります。
その全兄ディスピュートは中央で5戦目初勝利、その後クラスの壁に苦しめられ33戦したあとに高知に転籍。
地方移籍後は連勝し、その後も安定した成績を収め現在も現役で実に44戦のキャリアを誇る非常にタフな馬です。
本馬も馬体に関しては上場時の測尺の数字で見るよりがっしりした感じに映り、兄同様にタフな仔に育ってくれそうな感じはします。
2番仔の半姉ワールドクィンも南関で36戦してますし、タフな母系である可能性は高そうです。
すぐ上の全姉クルシューは馬体が大きくならずに苦労したようなので、そちらに似ないと良いなと思いますが、前述の通り骨格がしっかりしていそうなのでこの後もしっかりと成長するのではないでしょうか。
これも初日から続く最安路線。
この後の4日目の落札馬をみても、今回のセールは高めの層と安価の層をきっちりと分けてニーズの切り分けをしていこうとしてるのかなという感じはあります。

 
 
 

サマーセール2019 最終日落札馬

・アルボランシー2018(父:ヘニーヒューズ 母父:ロックオブジブラルタル 牡 栗毛 落札価格1134万円)

アルボランシー2018

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2019 北海道サマーセール 4日目 セール生中継

ヘニーヒューズ×ロックオブジブラルタルという割と方向性としては綺麗に感じる血統構成。
それもあってか、3番仔である本馬まで3世代続けてヘニーヒューズが配合されてます。
母アルボランシーはフィーユドゥレーヴ-ランフォザドリーム-ミルフォードスルーから連なる華麗な牝系でローレルで2000万で募集されたクラブ馬でした。
初仔の全姉ローブドールも母同様ローレルの馬で、ここまで2着が2度ありながら勝ち上がりには至らず、園田への転籍が決まったようです。
すぐ上の半兄ネルハも同じくローレルの所属馬。
姉が1000万、兄が1200万の募集金額ですから、1600万前後になるであろう本馬はローレルの会員さんには割高に感じるかもしれませんね。
ただ、たち写真では目立ちませんが、セール時の映像で見ると馬体は厚みがあって栗毛効果もあってか非常に見栄えが良いです。
まだまだ正確的には子供っぽさが目立ちますが、その中にも前向きさのようなものは見えますね。
血統構成含めて気になる仔ではあります。

 
 
・サニーヘイロー2018(父:カレンブラックヒル 母父:キングヘイロー 牝 栗毛 落札価格432万円)

サニーヘイロー2018

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2019 北海道サマーセール 4日目 セール生中継

母サニーヘイローはサニーブライアンの母サニースイフトを祖にする牝系で、自身も順調とはとても言えないまでもコツコツと走り準オープンまで歩を進めました。
40戦走ってダート戦は1戦のみ、他は1200~1800の芝で使われて良績は千二千四に集中しています。
その母に快速マイラーのカレンブラックヒルですから、血統バランスや構成はともかくイメージとしてはわかります。
今年デビューの2歳馬が初年度産駒になるカレンブラックヒルですが既に勝ち馬もでており、第一号の勝ち馬オヌシナニモノの勝ちっぷりを見ても今後のブレイクを予感させます。
半姉のリアルインパクト産駒デュープスがまだデビューしたばかりで、若い母でもあり母の繁殖能力に関してはまだ未知数な部分はありますが、半姉とは全く方向性の違う配合相手を選んでいて、色々と考えながら配合された仔なんだろうなというのは感じます。
この仔に関しても若干トモが寂しく映りますので、今後の成長と募集時の測尺はしっかり見ていきたいですね。

 
 
・ミワノロマンス2018(父:ストロングリターン 母父:サムライハート 牡 黒鹿毛 落札価格432万円)

ミワノロマンス2018

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2019 北海道サマーセール 4日目 セール生中継

この仔、出てきた瞬間にすごく小さく見えたんですよ。
でも測尺みると小さくはないんですよね。
実は詰まってる感じがして頑丈そうには見えます。
ノルマンディーではこれまで募集されてなかったストロングリターン産駒。
今年で3世代目、お世辞にもここまでとても成功しているとは言えない種牡馬になりますが、3世代目辺りというのは初年度産駒の状況を見ながらある程度配合の法則性というのが見えてくる時期なので、流れが変わるならこの辺りの世代からだとは思います。
そういった部分も踏まえつつ、母自身にも兄姉にも良績がみられないながらも母父サムライハートに一変の可能性を見出だせそうに思えてしまうのが面白くも悲しいところです^^;

 
 
・メイショウガザニア2018(父:トーセンラー 母父:キングヘイロー 牡 鹿毛 落札価格432万円)

メイショウガザニア2018

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メイショウガザニア2018

母メイショウガザニアは中央未勝利の後、金沢・笠松で6勝。
この母も現役時代53戦走っていて、この『丈夫な母』というのも今回のセールでのコンセプトの一つだったのかもしれません。
それだけ走った母の割には本馬は10歳時4番仔と至って標準的な出産年齢・頭数になっているので、そこからもいかにこの母が現役時タフに走り続けていたのかが見て取れます。
2つ上の半姉ブラックタイド産駒のメイショウハナグシが今年に入って3歳デビューで新馬勝ち。
2戦目にフラワーCで穴人気になり大敗するも、その後1勝クラスでは徐々にクラス慣れも見えてきているので、いずれはこのクラスも卒業しそうです。
その更に一つ上の初仔である半兄ディセントファミリ(エイシンフラッシュ産駒)は中央では全く歯が立っておらず、どちらかというとサンデー系の種牡馬との相性の方が良さそうな気配なので、一歩踏み込んだディープ系のトーセンラーでどう出るかは興味深いところです。
カタログ動画を見るとストライドの大きい綺麗な歩様で力強さも感じます。

 
 
 
以上、今年のサマーセールは4日間で計9頭の落札となりました。
ここから果たして何頭がクラブ馬として募集されるのか非常に楽しみです。
そして、ワタクシ、今年は10月の募集馬見学ツアーに参加させていただきますので、この仔たちと直接会えるのも楽しみです^^

サマーセール全体を通して気になったのは落札率の低さ。
例年セレクトで買えなかった人たちが流れて来るのがセレクション~サマーセールの流れですが、セレクションの時に書いたように、あの時感じたなんとなくの違和感が視覚化されて表面に出てきたなというのが印象です。
ノーザンで買えなかった購買側の人たちは『日高の馬であればこんなもんだろう』という金額でしか買わない・買いたくない、生産者側はノーザンとの相対比較である程度の価格でないと売らない・売りたくない、そこの金額乖離が大きく、どうしても主取りが増えてしまっているのではないかと思いました。
このままいくと本当に『ノーザンでなければサラブレッドにあらず』という方向に進んでしまう気がして、非常に危機感を感じました。
今年のダービー馬ロジャーバローズのように、まだまだ日高にも素晴らしいサラブレッドはいるはずです。
是非、今回のセールや来月のセプテンバーセールなどからも活躍馬が出て、現在の傾向に歯止めがかかるよう願っております。

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