2016年産を総括する。

20181007_レイヴンキング_デビュー戦03 雑談
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3歳未勝利戦が終了し約2週間が経ちました。
我チーム3歳馬もレイヴンキングを筆頭に5頭が戦いを終えました。
昨年は総括すらできないほどショックを受けスルーしましたが、今年はちゃんと総括しますよと^^;
結果的にはまさかの勝ち上がりゼロになってしまったのですが悲観的な内容ばかりでもないので、しっかりと中身を精査しながら忘備録として残しておきます。

 
チームDra 2016年産 全成績
36戦0勝(0-1-1-3-3-28)

 
 
・レイヴンキング(0-1-0-2-0-7)

20181007_レイヴンキング_デビュー戦03

20181007_レイヴンキング_デビュー戦03

2016年産の1次募集では先行募集でフォーミーの16(グラウシュトラール)、ジョウノボレロの16(アイヴィーサ)の牡牝各1頭に応募し、両馬ともに抽選でハズれ、出資が叶いませんでした。
そこで、事前に出資候補としていた本馬を“ハズレ1位”として指名しました。
育成初期に軽い頓挫があったものの、その後は順調に進み秋の東京開催でデビュー。
デビュー戦では8着に破れたものの、近年の競馬では珍しい大逃げを見せてワクワクさせてくれました。
尾形和幸調教師にも『レイヴンキングさん』と可愛がられ、その後のレース振りからも勝ち上がりはそう遠くないはずと思われていました。
しかし、待ちに待った長距離戦でも2着と一歩届かず、そこから少しずつ噛み合わせも悪くなり、最後のチャンスにかけた函館2,600m戦で鼻出血を発症しThe End。
今、冷静になって見返してみれば上記2着以外は突出した成績ではないのですが、レース展開を読み切れていれば勝ち負け出来たであろうレースもいくつかあって非常にもったいなかったなとも思います。
現在はオカダスタッドで去勢込みで療養中。
半兄に中山グランドジャンプ2着馬のソンブレロがいる血統でもあることから、今後は障害で勝ち上がりを目指します。

 
 
・フェアリースキップ(0-0-0-0-0-10)

フェアリースキップ デビュー戦(20180804)公式1

フェアリースキップ デビュー戦(20180804)公式1

レイヴンキング同様、牝馬の1位指名でした。
同じキンシャサノキセキ産駒イズミコマンダーの16(ルルド)の動きがよく、フェアリースキップは「じゃない方」でした。
若干母系のアメリカ血統との間でアンバランスさを懸念した部分はありながらも、母父コマンダーインチーフのルルドより母父キンカメの本馬の方が血統構成的にはまとまっているという判断でした。
そして何よりも林徹調教師への期待が大きかったですね。
この世代が実質初年度でしたが、取り組み方や考え方がしっかり見えていていずれは結果が出る厩舎であろうという考えから先物買い的な出資。
現在少しずつ結果もついてきてますが、少し早すぎたようです^^;
しかし、本馬での経験は間違いなく師の経験値を高めていく上で良いケーススタディーになった面はあったように思います。
育成時からセレーネワルツの帯同馬のように扱われながらもあれよあれよと入厩し、まさかの夏デビュー。
デビュー戦で動きの良さを垣間見せると連闘でタイドオブハピネスの初勝利を『アシスト』。
散々言われていることですが、ここである意味終わっていたのかもしれません。
その後はイレ込みが激しくなりレース前に終了してしまうことが多く、力を発揮することが出来ませんでした。
一つ残念だったのは、そのパドックでのテンションを抑えるための工夫があまり見られなかったこと。
ここが改善されればもう少しやれても良かったのになぁとは思っていますが、どちらかというと「一か八か系」の出資でしたので、最終的な結果には納得しています。

 
 
・ラヴィブリランテ(0-0-1-0-0-3)

20180309 中山3R ラヴィブリランテ 公式1

20180309 中山3R ラヴィブリランテ 公式1

セール購入時から追い続け、二次募集での抽選をくぐり抜け出資した牝馬エース候補でしたが、非常にフラストレーションの溜まる結果でした。
脚元が弱かった事もあって入厩が遅れたこともありますが、そこからは何もかもが噛み合わないままアッという間に終わってしまいました。
鞍上込みでのレース予定が二転三転し結局出走すら出来なかったデビュー戦前のバタバタ。
そうしてまで確保したルメールが騎乗停止となり結局乗れなかったデビュー戦は、それでも既走馬相手に3着して素質の高さは証明されました。
しかし、ここからまた脚元との戦いが始まります。
これ以降、陣営のコメントも誤魔化したようなはっきりしない内容が多くなり、全く馬の状態が見えなくなりました。
2戦目に大敗を喫してからはレース選択にも扠したる工夫も見えなくなり、出しときゃなんとかなるだろ的な考えが透けて見えていた地方交流も開催中止で出走できなくなるなど、本当にツキもない仔でした。
最後は転厩するも転厩先もまた工夫どころか馬の適性すら把握しようという様子もなく、おそらく既定路線だったであろう1戦のみで地方転出が決まりました。
現在は金沢競馬へ移籍が決まり、まもなく地方デビューになると思います。
ここで一旦、全ての呪縛から解き放たれてほんとうの意味でのスタートが切れるよう、今は神に祈るような思いです。

 
 
・ガルラバン(0-0-0-0-1-6)

20180302 中山5R ガルラバン_公式1

20180302 中山5R ガルラバン_公式1

オンファサイトやフェアリースキップが体重が増えずになかなか思うようにいかない中、大型馬でダートに向きそうな牡馬を探していた時に3次募集で上がってきたので、シュエットヌーベルが2勝目を上げた際に記念の意味も含めて出資しました。
しかし逆に大型馬であるがゆえ馬体が減らず苦労するという^^;
デビュー前は坂路でTOP3内の時計を出すなど動きの良さも取り上げられて、2番人気でデビュー戦を迎えましたがレース本番では全くついていけずに大敗。
ここからずっと在厩でレースに使われ続けますが、その間も馬体は増え続け最後まで鈍重なままでした。
当初は不安もあった小西一男調教師でしたが、ストレートで3アウト終了になってもおかしくないこの仔を適性的には未知ながらも頭数の少ない芝長距離に遠征で出走させアウトを消すなど、最後までなんとかしようという意欲は見せてくれました。
最後もこの仔のタフなところやまだ完全に適性が見えていないところも踏まえて本気で障害に挑戦させようとしてたのだと思います。
おそらく、半分以上残口のある仔でしたし、クラブ判断での終戦だったと思いますが、満口だったら違ったでしょうね。
全く成績は伴わなかった仔ではありますが、障害にぶつかっても気が付かないなんて抜けたもところ含めて、どことなく憎めない愛すべきキャラクターでした。

 
 
・アーブルルージュ(0-0-0-1-2-2)

20190413 福島6R アーブルルージュ

20190413 福島6R アーブルルージュ

ガルラバンに出資した時に迷った仔でしたが当時はまだ小さくて、やはり小さい牝馬に抵抗があって見送りました。
しかし、その後馬体も一気に大きくなって動きも良かったので、シュエットヌーベルが3勝目を挙げた際に出資しました。
一度見送った分、しっかりと様子見ができて(馬名が既に決まっている仔に出資したのは初)自信度も高かったです。
それに応えてくれるかのように、最後の未勝利戦以外は全て入着し全5戦中3戦で掲示板の載るなど安定した成績を残してくれましたが、残念ながら勝ち上がることは出来ませんでした。
脚質的に乗り辛いこともあって、5戦全てで手綱を取った菊沢一樹騎手も完璧に乗りこなすことは出来ませんでした。
気性面も多少テンションが上がりやすいところがあり連戦が効かず、優先を取っても行使できないなど決して順調ではありませんでしたね。
現在はこのまま中央で現役を続行するために馬体の回復を図っています。
ここまでのレースぶりを見ても、相手なりには走れそうなところが見受けられますしダート適性にもかなり不安はあるので、このまま格上で使っていこうと意図するところは理解できます。
障害練習も始めたようですので、転厩で心機一転ここからあっさり変わり身があってもおかしくないなとは思っています。

 
 
 
「酷い引っ張り」などと揶揄されることも多いノルマンディーですが、こうして各馬個々に見ていくと、地方転籍なり中央続線なりの根拠はある程度見えます。
ただ、いかんせん全体で現役を続ける頭数が多いため基準が甘く見えてしまうところはあると思います。
ワタクシはできるだけ長く現役を続けてほしいと思っているタイプですので(地方の負担なんて微々たるもんじゃん、、、)、こうして各馬個々に見て「あ~理由はこれだな」というところが見えればこれで良いと思います。

まもなく、2018年産の募集も始まります。
これからノルマンディーで出資を考えてる(特にシルク・キャロットで思うように出資できずに他クラブを検討している)方は、ノルマンディーの募集馬に関してはこういうケースも十分にあるということを踏まえた上で出資検討されたほうが良いと思います。

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