ノルマンディーOC 2018年産 2次募集

ノルマンディー
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先日、ノルマンディーOC2018年産2次募集の概要がようやく出揃いました^^
まさか、2次募集までこんなに小出しになるとは思いませんでしたw
今回ラインナップされたのは牡馬4頭牝馬8頭の計12頭(内、牡馬1頭は公営北海道所属)。
今回もざっくりとではありますが、地方募集馬を除く募集馬各馬についての所感を書いていこうと思います。

また、今回の募集場に関しては、その殆どが本年の各セールでの仕入れ馬になります。
セール仕入馬に関してはそれぞれのセール時にも所感がありますので、そちらもご参照下さい。

2018年産 2次募集馬

・タニノジャドールの18

牡 青鹿毛 2018/5/12生
父:トーセンジョーダン × 母:タニノジャドール(母の父:サンデーサイレンス)
生産:新ひだか・岡田スタッド 美浦・中川公成厩舎入厩予定
募集金額:1120万(一口28000円)
体高:156.0 胸囲:176.0 管囲:20.0 体重:440

タニノジャドールの18

フェイダウェイ | 競走馬データ - netkeiba
フェイダウェイ(Fade Away)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

菊花賞馬ビッグウィークの半弟という良血馬です。
父がバゴからトーセンジョーダンへと変わりましたが、ジャングルポケット×サンデーサイレンスにはトールポピー、ジャガーメイル、アヴェンチュラ、アウォーディーとG1馬が4頭もいる好配合。
兄以上の活躍を期待せずにはいられません。
現に馬体を見ると母の父サンデーサイレンスを彷彿させる美しい青鹿毛、さらに均整の取れた好馬体。
がっしりとした骨格に良質な筋肉も纏っており、良血馬独特の気品の良さが感じ取れます。
父同様、芝の中長距離が主戦場になるでしょう。

オータムセールで主取の後クラブに回ってきました。
2年空いてすぐ上の半兄はクラブ馬のヴァイスブリッツ。
ヴァイスブリッツはデビュー戦4着直後に骨折で長期離脱。
約一年の休養後地方名古屋で3勝~中央復帰し、先日復帰2戦目で1勝クラスを快勝しました。
本年末の有馬記念に特別登録され話題をよんでいます。
先日の勝ちっぷりを見てもまだ今後に期待できそうですし、高齢母ではありますが適度に空胎を設けられていて母系の活力は維持できていそうです。
写真で見るよりも動画で見るほうが馬体はよく見えます。
440kgとさほど大きくない中でも適度に厚みもあって悪くはないと思います。
青鹿毛はどうしても馬体的にはよく見えがちなので、全体的には動きで判断したいところですが、今のところ動きはやや重苦しく感じます。
トーセンジョーダンの種牡馬適性とも併せて、できるなら様子見したいところですね。

 
 
・メイショウガザニアの18

牡 鹿毛 2018/3/18生
父:トーセンラー × 母:メイショウガザニア(母の父:キングヘイロー)
生産:新冠・プログレスファーム 美浦・矢野英一厩舎入厩予定
募集金額:840万(一口21000円)
体高:156.0 胸囲:185.0 管囲:20.0 体重:465

メイショウガザニアの18

デクラーク | 競走馬データ - netkeiba
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叔母に名牝メイショウマンボ、半姉に京都芝2000mで新馬勝ちを飾ったメイショウハナグシ、近親には重賞2勝のマイネレーツェル、現役準オープン馬のメイショウミズカゼやメイショウコゴミもいる活力に溢れたファミリーです。
父トーセンラーも初年度産駒からザダル、アイラブテーラーが重賞で活躍するなど、好成績を収めています。
また、馬体は全体的にコンパクトな印象で、厚い胸前の筋肉などは母の父キングヘイローを連想。
スピード能力が高い雰囲気がありますので、マイルを中心とした短距離で頭角を現しそうです。

サマーセール購入馬。
落札価格が432万ですから、2次募集にしてはやや抑えてきた印象ですね。
セール時に比べ馬体の幼さは抜けてきました。
というよりも、肥えましたね^^;
その分なのか動きももっさり見えてしまいますが、リズムはそこそこ良さそうではあります。
トーセンラー産駒はほぼほぼダートでの活躍は見込めないと思いますで、やはりこの仔も芝ということになるかと思いますが、だとするともう少し素軽さがほしいかなとは思います。

 
 
・ユメザンマイの18

牡 鹿毛 2018/4/21生
父:バトルプラン × 母:ユメザンマイ(母の父:フジキセキ)
生産:新ひだか・グランド牧場 美浦・稲垣幸雄厩舎入厩予定
募集金額:1040万(一口26000円)
体高:153.0 胸囲:180.0 管囲:20.5 体重:460

ユメザンマイの18

エストラテーガ | 競走馬データ - netkeiba
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中央でブレスジャーニーやライオンボス、地方でもモジアナフレイバーを輩出している父バトルプラン。
毎年約50頭の産駒の中から、初年度より5世代連続で重賞ウイナーが誕生していることは大変素晴らしいものがあります。
一方、母ユメザンマイは地方馬ながら(2.3.2.3)と活躍。
さらに産駒のスズカユースが門別の2歳重賞に優勝するなど、賢母ぶりも披露しています。
そんな父母からダート適性を感じますが、胴がコンパクトで四肢を長く見せる点は母の父フジキセキの特徴の1つ。
芝でも対応できそうな雰囲気があります。

セプテンバーセールで一部マニアをざわつかせたバトルプラン産駒。
ミスプロの多重クロスを始めクロスの宝庫で、兄姉を見てもダート決め打ちのかなり凝った配合です。
馬体写真と歩様動画ではかなり印象が違いますね。
動画で見るとなかなかしっかりした馬体をしてます。
確かに歩様を見ると芝でも対応できそうな軽さも感じますが、この配合であればできればダートダートした感じで出てきて欲しいところですがどうでしょう。。。
稲垣幸雄厩舎は今年の新規開業厩舎でここまで8勝を挙げています。
厩舎の取捨も含めて色々と検討してみたい感じはありますね。

 
 
・クリアソウルの18

牝 芦毛 2018/5/12生
父:スウェプトオーヴァーボード × 母:クリアソウル(母の父:アグネスデジタル)
生産:日高・高山牧場 美浦・清水英克厩舎入厩予定
募集金額:1000万(一口25000円)
体高:152.0 胸囲:178.0 管囲:19.5 体重:410

クリアソウルの18

シンシアハート | 競走馬データ - netkeiba
シンシアハート(Sincere Heart)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

2019年の青葉賞で3着、11月24日のオリエンタル賞を2馬身差で完勝したピースワンパラディの半妹です。
父がスウェプトオーヴァーボードに変わり、容姿も大きく異なりますが、全兄で芦毛のシゲルヒラマサが中央で3勝しているように、母の優秀な仔出しは特筆に値します。
そして芦毛の馬体、胴の詰まったスプリンター体型は父スウェプトオーヴァーボードの特徴そのもの。
同産駒は仕上がりの早さ、スピード能力に定評がありますので、おそらく2歳の早い時期から、芝ダートを問わずスプリント戦で活躍してくれるでしょう。

価格的にも血統的にも人気が予想される1頭。
仔出しの良さそうな母親に残り少ないスウェプトの芦毛とあっては人気は避けられないでしょうね^^;
既に真っ白に近い芦毛で、成長度も早そうな印象。
歩様もスムースですし、ここまでは順調に進んでいそうです。
不安材料としては、母クリアソウル産駒初めての牝馬ということと、既にある程度成長してきているであろう割に小さいところ。
特に個人的には小柄な牝馬には色々心配させられてきたので、その点に関しては検討材料に大きなウエイトがかかりますが、血統構成その他に関しては大いに興味はそそられます。

 
 
・ゴールドルージュの18

牝 鹿毛 2018/4/2生
父:マツリダゴッホ × 母:ゴールドルージュ(母の父:クロコルージュ)
生産:浦河・村下農場 美浦・的場均厩舎入厩予定
募集金額:640万(一口16000円)
体高:160.0 胸囲:180.0 管囲:20.0 体重:474

ゴールドルージュの18

ラヴィネルージュ | 競走馬データ - netkeiba
ラヴィネルージュ(La Vigne Rouge)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

エリザベス女王杯を優勝し、最優秀3歳牝馬にも輝いたアグネステスコのひ孫です。
父マツリダゴッホは短距離を中心に活躍馬を輩出しており、本馬もスピードが身上のタイプに映りますが、半兄タイトロープが短距離志向の強いトワイニング産駒ながら1700~1800mで活躍。
曽祖母から少なからずスタミナの資質を受け継いでいる可能性がありますので、本馬も中距離まで守備範囲に入るかもしれません。
なおマツリダゴッホ×レッドゴッド系×ノーザンテーストの配合は、現役準オープン馬エンゲルヘン(中央4勝)と同じです。

サマーセールで岡田スタッド名義で落札された非岡スタ産ゴッホ牝馬。
落札価格が130万円と超安値でしたので、今募集でも640万円と最安値枠になりました。
ここのところのセールでは、ノルマンディー名義・岡田スタッド名義に関わらずマツリダゴッホ産駒の牝馬を買い漁ってる印象があります。
ちょっとうがった見方をすると、ゴッホの種付をしてくれたのに売れない生産者に対して買い戻すことで補填してるんじゃないかなどと考えたりしてしまいますが、なかなかどうして馬体もしっかりしてますし、歩様もキビキビと歩けていてこの価格ならお買い得なんじゃないかと思う部分もあります。
兄姉で中央勝ちの実績があるのは初仔のタイトロープ1頭だけではありますが、ツアーでの牧雄氏の『走るゴッホがわかってきた』発言と併せて考えると気になってくる1頭かもしれません。

 
 
・サニーヘイローの18

牝 栗毛 2018/3/30生
父:カレンブラックヒル × 母:サニーヘイロー(母の父:キングヘイロー)
生産:浦河・丸村村下ファーム  美浦・岩戸孝樹厩舎入厩予定
募集金額:920万(一口23000円)
体高:153.0 胸囲:183.0 管囲:20.0 体重:482

サニーヘイローの18

アステルカーラ | 競走馬データ - netkeiba
アステルカーラ(Aster Chara)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

白い鼻筋、栗毛でがっしりとした逞しい馬体。
祖父のダイワメジャーの特徴が色濃く出ています。
撮影時は皮膚病の為、見映えが良くありませんが、競走能力に影響はなく、完治すればほれぼれする容姿に変貌するでしょう。
カレンブラックヒル産駒は2019年夏に初年度がデビューし、12月3日現在、中央で6頭が勝利したほか、地方でもアザワクが交流重賞のエーデルワイス賞で2着と、好成績を収めています。
伯父にサニーサンデー、祖母の兄に二冠馬サニーブライアンがいる優秀な母系背景でもあり、将来が楽しみな逸材です。

セール時に比べると馬体は大分成長してますね。
セール時の所感にもあるように、配合の方向性は非常にわかりやすいと思います。
当時はオヌシナニモノ1頭だったカレンブラックヒル産駒の勝ち上がりも10月以降続々と出てくるようになりましたし、前述のオヌシナニモノもここまで非常に堅実なレースを続けています。
歩様も大きなストライドで好印象です。

 
 
・サマーロコガールの18

牝 芦毛 2018/4/3生
父:アイルハヴアナザー × 母:サマーロコガール(母の父:キングカメハメハ)
生産:新ひだか・岡田スタッド 美浦・伊藤圭三厩舎入厩予定
募集金額:800万(一口20000円)
体高:158.0 胸囲:190.0 管囲:20.0 体重:446
グラスピレ | 競走馬データ - netkeiba
グラスピレ(Glace Pilee)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

当クラブ所属の全兄ボーイズオブサマーなど、アイルハヴアナザー産駒は父似に出る傾向が強いですが、本馬は芦毛の馬体から分かるように、母系の特徴が良く出ています。
祖母マンデームスメは芝1200mで全6勝を獲得、母サマーロコガールは800~1600mで地方11勝。
どちらも短距離戦で実績を残したスピードタイプでした。
馬体もコンパクトにまとまったスプリンター体型で、すでによく発達したトモの筋肉は爆発的なスピードの源になりそうです。
おそらく1200m戦を中心に、芝・ダート不問の活躍を見せてくれるでしょう。

すっかりクラブおなじみになったサマロコ産駒。
産駒は総じて馬体的にはしっかりしてる仔が多いので、募集されるたびにそれなりに人気になるのですが、今の所勝ち上がりはボーイズオブサマー1頭のみ。
コメントにもありますが、その唯一の勝ち上がり馬は母系が薄いんですよね。
本馬に関しては毛色を見てもやはり母系が強く出ていると考えられるので、この母系の能力に懐疑的なワタクシ個人としてはどうなのかなぁという思いがあります。
アイルハヴ産駒で、ダート馬の管理に関しては信頼できる伊藤圭三厩舎という部分はプラス要素であるとは思いますので今後の成長に期待したいところですね。

 
 
・シンメイミヤビの18

牝 黒鹿毛 2018/3/11生
父:スクリーンヒーロー × 母:シンメイミヤビ(母の父:Langfuhr)
生産:新冠・飛渡牧場 美浦・和田勇介厩舎入厩予定
募集金額:960万(一口24000円)
体高:161.0 胸囲:184.0 管囲:19.5 体重:454

シンメイミヤビの18

ガガク | 競走馬データ - netkeiba
ガガク(Gagaku)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

父は1200mから2500mまで幅広く重賞ウイナーを輩出しているスクリーンヒーロー。
母系は5代母に世界的名牝クイル(マルゼンスキーの祖母)、叔父にオープン馬のキングストリート、近親にもナリタキングオー、マイネルモルゲン、リトルゲルダなどが名を連ねる優秀なファミリーです。
小顔で、首が太く、前後の均整が良いことなど、馬体にもその良血ぶりが窺えます。
動きも素軽く、同じ父スクリーンヒーロー×母の父ダンチヒ系であるジェネラーレウーノのように、芝中距離戦でスピードを活かすタイプになるでしょう。

セプテンバーセールで落札した安価路線のスクヒ産駒。
セール時にも書きましたが、現状ではスクリーンヒーロー産駒とノルマンディーの育成方針の相性が良いという可能性が高く、もしそれが安く仕入れたセール馬でも同様であれば今後の募集にも大きく影響してくると思います。
パッと見、ひときわ目を引く首の太さと歩様時に目を引く脚の長さ。
どちらも一長一短ある要素だと思いますので、ここは今後の更新や調教動画などで逐一確認したい部分です。
ストライドの大きさはセール時の動画から変わることなく、全体的に雄大さを感じる動きもそのままです。
価格的にも思ったより安価で出てきましたので、惹かれる人は多いんじゃないかと思いますね。

 
 
・スイートウィリアムの18

牝 栗毛 2018/5/10生
父:メイショウボーラー × 母:スイートウィリアム(母の父:Miswaki)
生産:浦河・高岸順一 美浦・石毛善彦厩舎入厩予定
募集金額:720万(一口18000円)
体高:155.0 胸囲:174.0 管囲:19.5 体重:420

スイートウィリアムの18

ジャルベラロッサ | 競走馬データ - netkeiba
ジャルベラロッサ(Gerbera Rossa)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

祖母がチャイナブリーズで、なおかつタイキシャトルの孫という血統構成は、重賞ウイナーのファインチョイス、キャンディバローズ、オープンに優勝したアットウィルを連想させる好配合です。
一方、馬体は胴の詰まった短距離体型、よく発達した前後の筋肉、光り輝く栗毛など、世界的名マイラーである祖父タイキシャトルを彷彿。
高いスピード能力を武器に、芝・ダートを問わず、1600m以下で活躍してくれそうです。
また、先述のいとこ3頭はいずれも2歳戦から活躍していることから、早期デビューも期待できるでしょう。

セール時点で新馬デビューしたばかりだった半姉スウィートメリナは3戦目に勝ち上がり、先日阪神JFにコマを進めました。
コメントにもありますが、祖父タイキシャトルの血はある程度出ていると思います。
母高齢とメイショウボーラー(もしくはタイキシャトル)×Miswakiに良績を残している産駒がないことは不安要素ではありますが、動きを見る限りでは素軽さを感じますので、後は馬体の成長待ちですかね。
今回の募集写真・動画の中では一番冬毛が少なく毛艶も良好で健康面は問題ないと思いますので、この後の育成は順調に進んでいくのではないでしょうか。

 
 
・プラチナベールの18

牝 栗毛 2018/5/27生
父:ロージズインメイ × 母:プラチナベール(母の父:アグネスタキオン)
生産:新ひだか・岡田スタッド 栗東・吉村圭司厩舎入厩予定
募集金額:880万(一口22000円)
体高:153.0 胸囲:175.0 管囲:20.0 体重:460

プラチナベールの18

メリス | 競走馬データ - netkeiba
メリス(Mai Lis)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

父のロージズインメイは産駒から距離、馬場を問わず様々な分野で活躍馬を輩出しているように、母系の特徴や長所を引き出すタイプです。
本馬も栗毛の容姿から分かるように、母の父であるアグネスタキオンに良く似ていますので、芝やダートの中距離で活躍しそうな雰囲気を持っています。
また、母系はフランスのリステッド競走を優勝した祖母をはじめ、欧州の活躍馬が目白押し。
兄マイネルグルマンは1勝、姉ウェディングベールは2勝をそれぞれ中央の芝で獲得しており、母は繁殖牝馬として優秀な成績を収めています。

クラブには初めて下ろされた母の岡スタ産。
ロージズ×タキオンはいかにもノルマンディーっぽいですが、実はロージズ産駒自体そんなに頭数は多くなかったりします。
本馬は母13歳時5番仔で、本文にある通り半姉(父タートルボウル)ウェディングベールは中央で2勝を挙げており、クラス慣れさえすれば2勝Cでもやれそうな雰囲気があります。
馬体写真ではそれほどでもないものの歩様動画では見栄えする馬体をしていて、歩様自体も後肢の踏み込みを中心に好印象です。
芝中距離という厳しい路線にはなりますが、今回の募集では数少ない関西馬という事もあって関西の方たちにとっては十分に検討の余地はあるかと思います。

 
 
・マイディアソングの18

牝 鹿毛 2018/4/29生
父:ディスクリートキャット × 母:マイディアソング(母の父:ディープインパクト)
生産:日高・いとう牧場  栗東・新規開業厩舎入厩予定
募集金額:1280万(一口32000円)
体高:154.0 胸囲:181.0 管囲:19.5 体重:450

マイディアソングの18

キトゥンズマーチ | 競走馬データ - netkeiba
キトゥンズマーチ(Kitten's March)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

祖母フィールドソングはダート1400m以下で3勝、叔母ビウイッチアスは芝1400m以下で3勝、そして母マイディアソングはディープインパクト産駒ながらダート1200m以下で3勝と、非常にスプリント色の濃い母系背景です。
さらにスピードとパワーを兼備したディスクリートキャットを父に迎えたことで、より速さが強調されたと言えるでしょう。
現に馬体は首が短くて太く、馬体もコンパクトで短距離向きの体型。
パンと張った後躯の推進力を武器に、芝だけでなく、ダートでもスピードや先行力を十分発揮すると思われます。

セプテンバーセールで落札されたディープ肌にディスクリートキャットという配合面ではとても面白そうな仔です。
セール時も馬体のバランスの良さは目を引きましたが、3ヶ月経った今もそれは保たれていそう。
非常に前向きさを感じる歩様も好感が持てます。
セール時にはデビューしていなかったすぐ上の半兄アメージングランはデビュー後3戦し現在は未勝利。
ここ2戦は3番人気に推されているものの、人気に応えることは出来ていません。
それだけの人気になるということは調教なりレースぶりなりにそれだけの要素を感じるということだと思いますが、セール時に書いたようにどうも勝ち味に遅そうな気配は感じます。
今回の動画を見ても脚元に不安は感じませんし、丈夫で使い詰めも効くと思いますので、とにかく1勝を早めに手繰り寄せさえすればコツコツと稼いでくれる仔になりそうな気はするのですが、その1勝をいかにして手にするかというところが焦点になりそうです。

 
 
 

まとめ

以上、地方馬(ギタートウショウの18)を除く全11頭を見てみました。
今年の2次募集に関しては価格設定が甘めになっているような感じがしますね。
なので、ある程度ダメ元でいってしまっても痛手は少ない仔が多いように思います。
いかにもこれはアカンという仔はいませんので、あとは個々の好みの問題なのかなぁと。
全体的に様子見推奨の仔も多い印象です。
特に即満口になりそうな仔もいませんので、可能な限り様子見していきたいところです。
個人的にはユメザンマイ、クリアソウル、シンメイミヤビは気になるっちゃなります^^
マイディアソングが関西入厩でなければ、、、というのはありますが、上記3頭も同様に楽しめるかなと思っています。
ここから大当たりが出るかと言えばそうではないかもしれませんが、ノルマンディーらしく丈夫にコツコツと走ってくれそうな仔は多そうに思いますね。

とはいえ、いつものことながら、ワタクシ、相馬眼やら馬体を評価するような深い知識は持ち合わせておりませんので、あくまで個人の所感ということでよしなにお願い致しますm(_ _)m

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