ほのかな希望

20190323 中山2R フェアリースキップ パドック6 レース結果
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デビュー戦で能力の片鱗を見せた6着の後、連闘でタイムオーバーの大敗。
その後も3戦続けて16-13-17着と二桁着順を続け、前走ではついに1アウト。
地方交流でも選出されず正に崖っぷちの中迎えたフェアリースキップの6戦目。
ようやくぼんやりとですが、ほのかに希望の光が見えたかもしれません。

まずはノルマンディーOC公式サイトに上がったレース後コメントから。

・フェアリースキップ(2019.3.23:中山競馬場 馬体重:412kg)

★3/23(土)中山・3歳未勝利(ダ1200m)柴田大知騎手 結果6着

「テンションが高いところがあるので、返し馬を終えてゲート裏までの間にどれだけ平常心に持っていけるかを意識しました。その甲斐あってひと息で一気に走るということもありません。だからこそ3コーナーのであたりをもう少しスムーズに運べてたら…と思います。落ち着いて臨めさえすれば力を出してくれるはずですよ。今日の1200がマッチしてると思いますが、1400くらいまでなら対応できるのではないでしょうか」(柴田大知騎手)

札幌でデビューを迎えた後はローカルを転戦し、今回が初の中央場所。
もしかしたらここを逃したら会える機会もないかもしれないと思い、仕事が終わってから寝ないで中山へ。

パドックではテンションが高いというよりは、前を歩くココロコが泣くたびに呼応するかのように一緒になって泣いていて、2頭並んで大きくクビを振って暴れる様はまるで2頭でダンスしてるようでした^^;

20190323 中山2R フェアリースキップ パドック

20190323 中山2R フェアリースキップ パドック

とにかく終始落ち着きがなく、正直これではレースにならないだろうと覚悟したくらいです。
やはり馬体も若干スッキリしすぎてる感もあり、厳しいと思わざるをえませんでしたが、これがレースになると違った結果になるんだから競馬は不思議ですね^^

スタートは互角に出るも、徐々に下げ3コーナー手前では後方3-4番手。
この時点では殿も覚悟です。
3コーナーから4コーナー中間では前走でも見せたように少しエンジンのかかった気配が見えましたが、前走の結果も見ているのでまだ半信半疑。
直線に入っても気配がなくならず、いつもならそのまま飲み込まれるところでも手応えが残っていて、ここでようやく前走までとは違うとわかりました。
残り200からジワジワと伸び始め、5番手集団を捉えたところでゴール。
ゴール直前で後ろから来たニシノドクターヘリにかわされてしまい6着となり惜しくも掲示板は逃しましたが、これでアウトが消えました。

20190323 中山2R フェアリースキップ

20190323 中山2R フェアリースキップ

今回現地で実際に見てわかったのは、まだ幼さが残っていてもう少し大人になってくれば勝ち上がれるだけの能力はしっかりと持っていそうということ。
現状でその能力を引き出すためには馬を落ち着かせることに長けた騎手を選択することだと思います。
そうなるとすぐ頭に思い浮かぶのは、奇しくも今日エルズリーを勝利に導いた藤田菜七子なんですがどうでしょう?

今日の結果を見て、しばらくはダートで勝ち上がりを目指す形で良いなと思いました。
早めに地方に移籍して、、、などという意見も目にしましたが、残念ながら非満口馬であるこの仔にはよほどのことがなければその線はないでしょう。
ですので、今回は首の皮一枚繋がったくらいの感じだと思います。
この後も時間との戦いになることは間違いありませんので、この後もレース選びと騎手選びは慎重におこなってほしいと思います。
レース後、検量室前で関係者各位がとてもうれしそうに大知に声をかけていたのが非常に印象的でした。
ああいうのを見ると、やっぱり勝って、みんなでもっと大喜びできたらと思いますね^^

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