北海道セレクションセール2019

一口馬主
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先週のセレクトセールに続き、本日はセレクションセールが行われました。
今年はセレクトで落札のなかったノルマンディー的にはここからが本番。

今年のセレクションは先週のセレクトの高騰の煽りを受けて、セレクトで思うように仕入れられなかった馬主さんが流れて金額も上がるかと思いきや、平均落札価格は昨年からほぼ横ばいでそこまでの高騰は見られませんでした。
雰囲気的にもこれまでのセレクションは日高の意地というか心意気が感じられてセレクトにも近いような活気も感じられましたが、今年は割と落ち着いた感じに見受けられました。
「ノーザンにあらずんばサラブレッドにあらず」のような空気がついにここまでここまできてしまったような気がして寂しい限りです。

そんな中、ノルマンディーは今年も2頭落札しています。

 
 

落札馬

・カネツスペシャルの2018(父:ノヴェリスト 母父:スペシャルウィーク 牡 黒鹿毛 落札価格918万円)

カネツスペシャルの2018

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母カネツスペシャルは14戦未勝利。
本馬は母7歳時の2番仔になります。
半姉のエイシンフラッシュ産駒ユメカスミは中央で4戦走り全て二桁大敗後佐賀へ転出。
7/7に2番人気で7着に終わっています。
カネツテンビーという正統カネツの血を引く牝系にスペシャルウィークという母、ノヴェリストは母父スペシャルウィークとは相性がいい印象はありますが、母の根本的な繁殖能力がどうなのか?というところはあるかと思います。
その辺りはまだ2番仔というところで見極めは難しいですね^^;
セリ中継時の映像では少しうるさいところが見えました。
馬体のバランスは良いと思いますので、このうるささが前向きさに転化されればというところでしょうか。
落札価格は918万円ですので、募集価格は1300万前後になるでしょうか。
現時点では価格も含めてそそられるものは多くないというのが正直なところです。

 
 
・サビアーレ2018(父:ゴールドシップ 母父:Capote 牝 芦毛 落札価格2052万円)

サビアーレ2018

本年セール組の目玉ですね。
日経新春杯勝ち、日経賞2着のカポーティスターの半妹にあたります。
他にもバヌーシーで半兄ディープシャインが総額2億4000万で募集されたのも記憶に新しいところです。
ディープシャインは残念ながらケガで引退してしまいましたが、その1つ上の世代のレッドエレノアも堅実な走りを見せていて、名牝系であることは間違いないでしょう。
すぐ上の半姉アリシアはキズナ産駒で既にデビュー済。
ここまで2番人気4着、4番人気8着と結果は出ていませんが、馬場に泣かされてる印象もあって良馬場で戦えれば問題なく勝ち上がれるのではないでしょうか。
母18歳時10番仔という母高齢は少し気になるところではありますが、上記の世代の近い兄姉を見てもまだギリ活力は残っているのかなという感じはします。
父がゴルシに変わったことで距離に融通性も出そうですし、毛色からも父の特性を引き継いでいればただただ一本調子のステイヤーとはならないのかなと思います。
2500万前後の募集価格になりますし、ディープシャインの例もありますので健康面は注意深く見ていきたいですね。

 
 
 
今年のセレクションは2頭の落札に終わりました。
これで2018年産募集まで残るセールでの仕入れチャンスはサマーセールのみになりました。
今年のセール募集馬はサマーセール中心になるんですかねぇ?
それとも頭数規模を落とし、2/3以上を岡スタ産にして原点回帰する感じなんでしょうか。
後者であれば、今までクラブに回ってこなかった目玉になるような仔が回ってくると嬉しいんですがね。
とりあえずはサマーセールでどのように立ち回っていくのか興味深く見ていきたいと思います。

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