他クラブが既に1歳馬の募集に向いている中、本日、ノルマンディーOC2019年産3次募集の概要が出揃いました＾＾
今回ラインナップされたのは牡馬4頭、牝馬5頭の計9頭。
思ったよりも多かったなという印象です。
現状、全く時間が取れないので各馬単体はいずれ触れていくとして、さしあたって9頭の概要だけアップしておきます。
2019年産 3次募集馬
・キモンクイーンの19
父：サトノアラジン × 母：キモンクイーン（母の父：クロフネ）
生産：新ひだか・田原橋本牧場 美浦・牧光二厩舎入厩予定
募集金額：1240万（一口31000円）
キモンクイーンの19
父サトノアラジンはディープインパクトの直仔で、安田記念など重賞3勝の名マイラーです。
本馬は父譲りの柔軟で伸縮に優れた筋肉が自慢で、ストライドの大きなフットワークや、おじに函館記念など2000m以上の重賞で活躍したラブイズブーシェがいる血統面からも距離の融通性が利きそうなタイプといえます。
また、昨年の春秋グランプリ馬クロノジェネシスを筆頭に、母の父にクロフネを持つ馬からは近年多数の活躍馬が輩出されており、本馬と同じ父ディープインパクト系では本年の大阪杯勝ち馬レイパパレが出ています。
・デリキットピースの19
父：キングカメハメハ × 母：デリキットピース（母の父：ホワイトマズル）
生産：千歳・社台ファーム 栗東・吉岡辰弥厩舎入厩予定
募集金額：2960万（一口74000円）
デリキットピースの19
本馬は数々の活躍馬を輩出したキングカメハメハのラストクロップであり、すでに500kgを超える雄大な馬格に父譲りの豊富な筋骨を備え、大物感溢れる雰囲気を伝えます。
近親にオークス馬アドラーブルを持つ母は、新馬戦と忘れな草賞を連勝し、オークスや秋華賞にも駒を進めました。
千葉サラブレッドセールの公開調教では、追われると瞬く間に併走相手を突き放す豪快な動きを披露。
3歳クラシックでの勇姿を期待するだけではなく、祖母が5歳で本格化したように成長力ある母系で、先は古馬王道路線まで夢は広がります。
・ピュアフレグランスの19
父：メイショウボーラー × 母：ピュアフレグランス（母の父：ヘクタープロテクター）
生産：新ひだか・飯岡牧場 栗東・畑端省吾厩舎入厩予定
募集金額：1120万（一口28000円）
ピュアフレグランスの19
父メイショウボーラーは当クラブ所属馬であったデスティニーソングをはじめ、快速馬を多数輩出しています。
本馬の母の父であるヘクタープロテクターと同じ母父ミスプロ系との相性の良さでも知られており、この配合からは重賞4勝のニシケンモノノフが出ています。
父の産駒はどちらかというと短めの距離で良績を残していますが、本馬はその骨格に対して胴が長く、ゆとりのあるシルエット。
しっかりした前駆のつくりや運動神経の良さからも距離適性を延ばせる可能性も十分にあり、また芝・ダート不問で走れそうなタイプといえます。
・マサカーネの19
父：ジョーカプチーノ × 母：マサカーネ（母の父：トワイニング）
生産：新冠・石田牧場 美浦・尾形和幸厩舎入厩予定
募集金額：1280万（一口32000円）
マサカーネの19
父ジョーカプチーノはNHKマイルCの勝ち馬で、初年度産駒のジョーストリクトリがニュージーランドTを制すなど、魅力である豊かなスピードが産駒へも受け継がれています。
本馬は関節部の動きが滑らかでクッション性に富んでおり、芝への高い適性が感じられたことからHBA2歳トレーニングセールで購買しました。
馬体面ではトモの厚みにまず目を奪われますが、みなぎる力感も頼もしいところです。
また、大型馬ながら脚元はスカッとしており、トラブルと無縁そうなのもセールスポイントで、長い現役生活を予感させます。
・イッツマインの19
父：マツリダゴッホ × 母：イッツマイン（母の父：メディチアン）
生産：新ひだか・岡田スタッド 栗東・昆貢厩舎入厩予定
募集金額：920万（一口23000円）
イッツマインの19
昨年も函館2歳Sをリンゴアメが制するなど、2歳戦から素軽く動けるのが父マツリダゴッホの特長といえます。本
馬は同じ父を持つクラブ活躍馬ディバインコードや、アリンナを彷彿とさせる軽快で機敏な動きをしており、いかにも軽い芝が向くタイプです。
また、母系からも豊かなスピードを受け継いでいて、本馬のスプリンターとしての高い資質を感じさせます。
馬体面ではパンと張りのよい後躯が目を惹き、身に纏った上質な筋肉がトレーニングによりボリューム豊かに変貌したとき、ターフを沸かせる姿が目に浮かびます。
・エターナルサーガの19
父：バトルプラン × 母：エターナルサーガ（母の父：ブライアンズタイム）
生産：青森・今川満良 美浦・加藤和宏厩舎入厩予定
募集金額：760万（一口19000円）
エターナルサーガの19
父バトルプランは芝・ダート不問の堅実な種牡馬成績をおさめ、最近ではモジアナフレイバー、ライオンボスなどが多彩な活躍を見せています。
また、母の父ブライアンズタイム系との組み合わせからは重賞2勝のブレスジャーニーが出ており、配合的な相性の良さもうかがえます。
青森産の本馬は八戸市場で購買しましたが、ここにきての成長が著しいことから募集ラインナップに加えました。
肩回りを中心に強靭な筋肉を纏った馬体から繰り出される大きなフットワークは、中長距離路線で芝・ダート不問の息長い活躍を期待させます。
・テーオーティアラの19
父：アイルハヴアナザー × 母：テーオーティアラ（母の父：スペシャルウィーク）
生産：新ひだか・森政巳 美浦・蛯名利弘厩舎入厩予定
募集金額：1080万（一口27000円）
テーオーティアラの19
アンタレスSなどダート重賞2勝のクラブ所属馬アナザートゥルース、マイネルユキツバキなど、母父サンデー系との組み合わせで特にダート路線での相性がよいアイルハヴアナザー産駒の登場です。
母は豪G1馬をその母に持ち、3勝をあげたのちに繁殖入りしました。
本馬は母の父スペシャルウィークを感じさせる均整に優れてスラリと伸びた四肢が印象的です。
まだ華奢な体つきに映るものの、トモの踏み込みが深く弾力に満ちています。
古馬になってからの成長力も見込め、ダートの中距離戦で息の長い活躍が期待できそうです。
・ハロックラインの19
父：ハービンジャー × 母：ハロックライン（母の父：キングカメハメハ）
生産：千歳・社台ファーム 栗東・茶木太樹厩舎入厩予定
募集金額：1200万（一口30000円）
ハロックラインの19
ヴィクトワールピサやアサクサデンエンなど、近親に芝のG1馬が名を連ねる母の2番仔として誕生した本馬は、ゆったりと伸びやかな馬体でストライドが大きく、トレーニングで見せる走りからは良質なバネを感じさせます。
また、飛節のつくりや深い胸郭など、ハービンジャーの産駒らしい特徴がハッキリと表れており、心肺機能が優れていることからも輝きを放つ場は、芝中距離戦線となりそうです。
母の父が同じキングカメハメハであるブラストワンピースやモズカッチャンのような、大舞台を沸かせる走りが今から目に浮かびます。
・ワイントレインの19
父：Maclean’s Music × 母：Wine Train（母の父：Tiz Wonderful）
生産：米国 栗東・杉山晴紀厩舎入厩予定
募集金額：2480万（一口62000円）
ワイントレインの19
たった一度の実戦で見せた強烈なパフォーマンスにより種牡馬入りした父ですが、産駒から米クラシックウイナーと2歳G1勝馬が誕生するなど、近年人気急上昇中です。
本馬はfasig-Tiptonの2歳トレーニングセールの出身であり、バネの利いた身のこなしで是が非でも手に入れたかった逸材です。
プレビューでは2F21.8秒の好時計をマークしたように、高いスピード能力が備わっているうえ、軸もブレずに動けており、体幹の強さもうかがえます。
2歳戦から芝・ダート不問の快速馬としての資質を大いに示してくれることでしょう。
以上の9頭。
さすがに2歳馬のこの時期の募集なので、どの馬も概ね馬体は完成形に近い形かと思われます。
19年産に関してはまだ3頭しか出資しておらず、最低でも1頭追加して4頭にはしておきたいところではあるのですが。。。
牡馬を1頭追加すれば牡牝2頭ずつになりバランスも整います。
そんな中で、血糖字面的に興味をそそられているのはサトノアラジン産駒のキモンクイーンの19。
クロフネの血も効いていそうですし馬体バランスも良く、加えて既に脱北済みなのは大きなアドバンテージです。
ウォーキングの形も好みなので、現時点では前向きに検討したい一頭。
今日の更新コメントで示唆されているノド鳴り不安をどう捉えるかというところですね。
後は牝馬になりますがハロックラインの19は0か100かという感じ。
そして今年もですが、やはり走りを見てしまうと◯外は気になってしまいますね。
早くも明日から先行募集が始まってしまいます。
今回は3次募集も抽選になるので、中間発表の様子を見てどうするか考えたい感じですね。
せめてあと一回、月末の更新と馬体まで見てから決められたら良いんですけどねぇ。。。
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