ノルマンディー2016年産 4次募集

オンワードファニーの16 ノルマンディー
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昨日ノルマンディーOCから2016年産駒の4次募集馬が発表されました。
今回ラインナップされたのは牡馬1頭牝馬3頭の計4頭。
さすがに今回は頭数を抑えてきたというか、セール購入馬なので募集せざるを得なかった感もあります^^;
秋に募集される2017年産駒については頭数を減らしてきそうな気がしますね。

今回は外国産馬一頭を除く3頭がセール購入馬です。
セール時の所感については下記エントリーもご参照ください。

尚、毎回申し上げておりますが、ワタクシ、相馬眼やら馬体を評価するような深い知識は持ち合わせておりませんので、あくまで個人の所感ということでよしなにお願い致しますm(_ _)m

 

2016年産 4次募集馬

・オンワードファニーの16

牡馬 鹿毛 2016/3/26生
父:スウェプトオーヴァーボード × 母:オンワードファニー(母の父:フォーティナイナー)
生産:日高・神島芳仁 美浦・栗田博憲厩舎入厩予定
募集金額:1000万(一口25000円)

 

オンワードファニーの16

オンワードファニーの16

リバティヘッド | 競走馬データ - netkeiba.com
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フォーティナイナーの2×3が施されていることもあるでしょうが、よく発達した胸前や後躯の筋肉、腹袋があり、コロンとした体型など、フォーティナイナー系の特徴が随所に感じられます。
父の代表産駒であるレッドファルクスのように、スピードとパワーを武器に芝、ダート不問の活躍を見せてくれるのではないでしょうか。
また母系背景も優秀で、祖母オンワードノーブルは3歳春にフラワーCに優勝。
2、3歳戦で活躍できる母系背景であり、しかもトレーニングセール出身馬でもありますので、仕上がりが早そうです。

5月に行われた北海道トレーニングセールでの落札馬。
セール時の幼い身体つきからは成長が伺えます。
クラブとしては「スウェプトオーヴァーボード」を全面に押し出したいのは当然のことかと思いますが、毛色からも母系のほうが強く出ていることは間違いないでしょう。
オンワードノーブルにサンデー系の組み合わせの母だったら確実に検討してますが、いかんせんフォーティナイナーの3×2はキツすぎます。
自分の出資馬が全体的に成績に余裕があればバクチをうっても面白いかもしれませんが、現状でも脚元の弱い仔を抱えてるので健康面のリスクも考慮せざるを得ない配合には及び腰ですね。

・ウエスタンデンコーの16

牝馬 鹿毛 2016/3/16生
父:ヘニーヒューズ × 母:ウエスタンデンコー(母の父:ジェネラス)
生産:新ひだか・ウエスタンファーム 美浦・矢野英一厩舎入厩予定
募集金額:1080万(一口27000円)

 

ウエスタンデンコーの16

ウエスタンデンコーの16

トゥインクルリーフ | 競走馬データ - netkeiba.com
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5月の北海道トレーニングセールでは、小気味よいフットワークを披露したほか、軽く気合をつけただけで併走馬を突き放す圧巻の走りでした。
仕上がりの早さを武器に、2歳戦から活躍するヘニーヒューズ産駒らしさが感じられます。
セールでの走りからダートはもちろんのこと、いとこに芝短距離路線で活躍したウエスタンダンサー、ウエスタンビーナス、近親にニュージーランドTの優勝馬ジョーストリクトリ、フェアリーSの優勝馬アポロティアラなどがいる母系背景を考慮すれば、芝でもスピード能力が活きるでしょう。

こちらも同じく北海道トレーニングセールでの落札馬。
馬体もセール時に比べトモの容量もアップしていてバランスは良さそうです。
母ウエスタンデンコーの仔に限らず、この牝系はほとんどが「ウエスタン」の冠名である西川賢氏が自己所有で走らせてますので、この仔に関しては何故セールに出てきたのかというところを読み取りたいですね。
この仔の叔母や従兄姉からは重賞戦線に駒を進めている産駒も見受けられますが、数少ない(ざっと見たところ5頭程度)売却馬に関しては中央では2勝が勝ち頭です。
さく癖ありの公表事項があるところから見ても、近況からその辺りの矯正度合いや健康面も注視していきたいところだと思います。

・トラックマグナの16

牝馬 鹿毛 2016/6/4生
父:マツリダゴッホ × 母:トラックマグナ(母の父:アラジ)
生産:新冠・サンローゼン 美浦・清水英克厩舎入厩予定
募集金額:960万(一口24000円)

 

トラックマグナの16

トラックマグナの16

ミニオンペール | 競走馬データ - netkeiba.com
ミニオンペール(Mignon Perle)の競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

均整の取れた美しい馬体に、よく発達した良質な筋肉を纏い、また皮膚も薄く、素晴らしい雰囲気を持っています。
東海ダービーなど、地方で重賞8勝を誇ったエレーヌの半弟であることが納得できます。
兄姉は地方でコンスタントに勝ち星を積み上げていますが、馬体の雰囲気、そして父が芝重賞ウイナーを多数輩出しているマツリダゴッホに変わったことにより、芝でこその印象を受けます。
当クラブの所属馬で、同じマツリダゴッホ産駒であるディバインコード、アペルトゥーラ、アリンナのような活躍を期待しています。

昨年のサマーセール落札馬のうち、まだ募集されてなかった2頭のうちの1頭です。
測尺がまだ出ていないので何とも言えませんが、ここまで募集されなかったということは遅生まれということもありますし、成長が追いついてなかったということでしょうね。
ただ、立ち写真から見受けられる馬体は今回の募集馬の中では一番良く見えます。
トモも大きく胸前もボリュームがあってバランスも申し分ありません。
2次募集のフェアザスピリッツ同様、岡スタ産ではないゴッホ産駒ですが血統構成的にはこちらのほうが若干重厚な分ゴッホには合うのかなとはなんとなく思います。

・マリアズダンスの16

牝馬 鹿毛 2016/5/9生
父:Shanghai Bobby × 母:Maria’s Dance (母の父:Maria’s Mon)
生産:米国 美浦・菊沢隆徳厩舎入厩予定
募集金額:2360万(一口59000円)

 

マリアズダンスの16

マリアズダンスの16

 

 

今年4月に米国・フロリダで開催されたトレーニングセールのプレビューにおいて、9秒4のファステストを叩き出す快速ぶりを披露。
スピードの絶対値が違うといわんばかりの走りで、是が非でも日本に連れて帰りたい!と思っていたところ、幸運にもその願いを叶えることができました。
父シャンハイボビーは無傷の5連勝でBCジュヴェナイルを制した2012年の米2歳チャンピオン。
日本同様、芝主体のレース体系であるブラジルでG1馬を輩出しているなど、そのスピード能力はやはり威力十分。デビューする日が楽しみです。

4月にフロリダで行われた2歳馬トレーニングセール「2018 OBS Spring Sale of Two-Year-Olds In Training」にて岡田スタッド名義で落札された仔です。
海外セールに関しては確実に募集される確証がないのでブログでは取り上げるつもりはないのですが、ノルマンディーに関してはそこそこの確率でラインナップしてくるので、岡スタ名義とLEX名義はチェックしないといけないかもしれませんね。
正直、あまり海外血統については勉強不足なので言及は避けておきます。
馬体に関しては問題なさそうですし、セール時の走りもキレイなフォームで芝向きの印象です。
トレーニングセール出身馬は国内外問わず落札後のケアでその後の順調度が左右されますので判断の難しい面はありますが、馬体・動きに関してだけ見れば十分興味はそそられるところだと思います。

 

結論から言えば

4次募集については見送る公算が強いです。
もし何かの拍子に予算に余裕が出たとすれば、ここまでの◯外の結果を考えると怖い部分はありながらもマリアズダンスになるのかなと思います。
やはりキャンターなどでなく実際に時計を出している映像が確認できるというのは大きいですね。
しかし、現状ママであるならば17年産へ予算をセーブしておきたいかなというのが本音のところです。

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