ノルマンディー3次募集馬所感

昨日ノルマンディーOCから2015年産駒の3次募集馬が発表されました。
今回ラインナップされたのは牡馬4頭牝馬3頭の計7頭。
それぞれの馬について、血統字面と馬体写真を見た上での所感を書きたいと思います。

今回ラインナップされた7頭の内、シンシンパッションの15とミラグロレディの15に関してはセール落札時にも所感を書いておりますので、そちらもご参照下さい。

HBAサマーセール その2
8/22より26日までの5日間の日程でサマーセールが行われています。 ノルマンディーF名義で昨日の3日目に2頭、今日4日目に3頭がそれぞれ落札されました。 8/22落札 ・グーテデロワの2015(...

尚、毎回申し上げておりますが、ワタクシ、相馬眼やら馬体を評価するような深い知識は持ち合わせておりませんので、あくまで個人の所感ということでよしなにお願い致しますm(_ _)m




・ガトーショコラの15

牡馬 黒鹿 2015/5/28生
父:ジャングルポケット × 母:ガトーショコラ(母の父:フジキセキ)
生産:青森県上北郡・石田英機  美浦・清水英克厩舎入厩予定

ガトーショコラの15

ガトーショコラの15


ラズワルドの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

2歳重賞ウイナーのルルパンブルーの全弟にあたる良血馬です。
全姉弟の間柄ということが影響しているのか、均整の取れた体型、顔の模様、左前脚と両後脚が白いところなど、似ている部分が少なくありません。
芝1200mで3勝した全姉のように、豊富なスピードを活かした走りが期待できそうです。
四代母チヨダマサコを起点としたファミリーは活躍馬が目白押しの名門で、ニッポーテイオー、タレンティドガールをはじめ、最近ではホエールキャプチャでもお馴染み。
優秀な母系をバックボーンとして有しているのも大きな魅力です。

昨年のサマーセールで上場され主取りになった仔です。
その後どのような経緯でノルマンディーに来たのかは調べてもわかりませんでした^^;
母ガトーショコラは、スリーフェアリー、牝馬OP戦の常連だったスリードーターからニッポーテイオーやタレンティドガールの母チヨダマサコに繋がる名牝系。
その牝系にフジキセキを配合したリアルダビスタ血統です。
そこにジャンポケという字面だけならかなり見栄えのする血統構成。
全姉のルルパンブルーは2歳時にフェアリーS勝ち、3歳時にファルコンS3着があります。
といっても、10年前の話で本馬は母19歳時に誕生した12番仔にあたります。
ジャンポケを配合した産駒も本馬で6頭目になりますが、ルルパンブルー以外に活躍馬は出ていません。
その辺がポイントになりそうですね。
馬体に関しては若干繋ぎが立ち気味な気はしますが、全体的なバランスはよく見えます。
ただどうしても母の高齢と兄姉の成績が気になりますので、実際に動きを見てから判断したいところです。



・シチリアーナの15

牡馬 鹿 2015/5/10生
父:アイルハヴアナザー × 母:シチリアーナ(母の父:メイショウオウドウ)
生産:新ひだか・岡田スタッド  美浦・松山将樹厩舎入厩予定

シチリアーナの15

シチリアーナの15


オートヴィルの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

頭から尻尾までバランスの良い馬体の造りが目を引き、特によく発達した胸前と後躯の筋肉など、スピードとパワーを兼ね備えた父アイルハヴアナザーらしさが随所に感じられます。
その父は初年度産駒が昨夏デビュー。
ファーストシーズンサイアーランキングで2位に入る活躍を見せました。
2017年3月13日現在で、産駒18頭が中央で勝利を獲得し、うち14頭が本馬と同様に母父サンデーサイレンス系。
当クラブでも父アイルハヴアナザー×母の父サンデーサイレンス系のアナザートゥルースが、新馬勝ちを果たしています。

字面で気になるのは『母父:メイショウオウドウ』の1点に尽きると思います^^
これは皆さん同じじゃないですかねぇ。
母シチリアーナはデビュー後未勝利を勝ち上がれず大井へ転厩。
そこで1勝を上げて中央再転厩後、札幌で500万下を勝ち、計2勝を上げています。
本馬はタニノギムレット産駒の兄ブラックギムレットに次ぐ2番仔。
ブラックギムレットは今年の2月にデビューし、現在4戦未勝利です。
2走前の2200m戦ではハナ差4着にきてますので、上手くレースを狙っていけば勝ち上がりの可能性はありそうです。
シチリアーナはほとんど中央ではダートを使われていませんが大井での勝鞍もありますし、メイショウオウドウも血統構成的にはダートは問題なくこなせると思いますので、そこにアイルハヴアナザーというのは配合的には面白いと思います。
馬体的にはトモがもう一回り大きくなって全体的に締まってくればいいバランスになりそうです。
5月生まれですし、更に成長も期待できそうですね。
個人的にはアイルハヴアナザーは既にセルヴァというエース候補がいるので食指は動きませんが、金額的にも全然アリだと思います。



・シャルマンレーヌの15

牡馬 栗 2015/3/14生
父:ノヴェリスト × 母:シャルマンレーヌ(母の父:ダンスインザダーク)
生産:新ひだか・岡田スタッド  美浦・矢野英一厩舎入厩予定

シャルマンレーヌの15

シャルマンレーヌの15


ラフカディオの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

小倉芝1200mの2歳新馬戦で、のちのGⅠ馬アストンマーチャンを破った母シャルマンレーヌは、デビュー時こそ420kg台と小柄でしたが、引退時には470kg近くまで成長しました。
本馬は現段階でしっかりした馬体の造りをしていますが、腰高の体型を見ると、まだまだ上積みがありそうです。
一方、父ノヴェリストは欧州で11戦9勝(4勝が芝2400mのG1)。
コースレコードを2秒18も短縮した2013年のキングジョージは今なお語り草で、スタミナはもちろん、スピード能力にも長けていたことは覚えておきたいポイントです。

母シャルマンレーヌは新馬勝ち後500万下で2着3着を繰り返すも2勝目は上げることができず社台で繁殖入り。
兄姉3頭はここまで全てシルクの所属馬でした。
詳しい経緯は調べてもわかりませんでしたが、父ノヴェリストの岡田スタッド産なので、恐らく受胎後に購入し繋養されているのだと思います。
1世代上のカンパニー産駒マーフィーはかなり期待されていたようですが、厩舎での事故による怪我で抹消。
その経緯に関してかなり会員からの反発が見られました。
キングジョージ勝馬ノヴェリストは期待の新種牡馬。
サンデー系の牝馬とは相性は良さそうですし、ノーザンダンサー系の薄クロスが数本入っているのも好印象です。
これも馬体は問題なくよく見えます。
もしかすると少し小さめかもしれないので、その辺は測尺待ちですかね。
値段も安いですし、ノヴェリストの未知の部分に賭けてみるのも面白いかもしれませんね。



・シンシンパッションの15

牡馬 栗 2015/3/21生
父:タイキシャトル × 母:シンシンパッション(母の父:ヘクタープロテクター)
生産:新ひだか・藤本牧場  美浦・栗田博憲厩舎入厩予定

シンシンパッションの15

シンシンパッションの15


シュネルストの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

胴の詰まった栗毛の馬体、クリっとした瞳など、本馬には世界的名マイラーと謳われた父タイキシャトルの特徴がよく出ています。
一方、母シンシンパッションはダート1200m以下で3度の逃げ切り勝ちを誇った快速馬。
スピード馬同士の配合ゆえに、本馬もおそらく短距離が主戦場となるでしょう。
また、名牝として名高い曽祖母ビクトリアクラウンの存在も忘れてはなりません。
曽祖母を起点としたファミリーからは、中央の勝ち馬が80頭以上も誕生しており、通算勝利数もすでに200勝を突破。誰もが認める一流の母系です。

本馬に関してはセール時に書いていますので割愛しますが、馬体はセール時からは順調に成長している様子。
写真の撮り方や角度もあるかもしれませんが、右前が若干気になります。
価格は少し強気にきてる感じはありますので、光る部分はあるのかもしれません。
動画で動きを見て判断したいところですね。



・ミラグロレディの15

牝馬 青鹿 2015/5/10生
父:ブラックタイド × 母:ミラグロレディ(母の父:マイネルラヴ)
生産:浦河・中村雅明  栗東・杉山晴紀厩舎入厩予定

ミラグロレディの15

ミラグロレディの15


オンファサイトの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

均整の取れた漆黒の馬体、白い星と鼻筋の通った顔 など、父ブラックタイドを彷彿させるルックスが一際 目を引きます。
2016年の年度代表馬キタサンブラックに象徴されるように、父はスピード能力の高い母系や、スピードの持続力に富んだミスタープロスペクター系の繁殖牝馬と抜群の相性の良さを誇っています。
本馬も母の父がスプリンターズSの優勝馬で、かつミスタープロスペクター系という血統構成。
ノーザンテースト、リアルシャダイ、ミスタープロスペクターと一流サイアーを内包している点も大きな魅力です。

本馬に関してもセール時に所感は書いているので割愛。
セール時は一目瞭然小さな馬だった本馬の最大の焦点は馬体の成長。
ここまでで劇的に成長してるかというと、そこまでではないかなと思います。
青鹿毛ですが、どちらかと言うとサンデーよりも母父マイネルラヴの方に寄ってるのかなという部分では惹かれますね。
母系にはミスプロのクロスもありますし、ノーザンテースト×リアルシャダイというかつて一世を風靡したニックス牝馬に快速馬マイネルラヴ、最後にブラックタイドで締めるという一見豪華ながらとっ散らかった血統構成もバクチの要素が強くてある意味ワクワクします。
価格も一口19000円。
10%OFFとポイント使うと、、、という考えも頭をよぎりますが関西馬。。。



・ワイエムサチの15

牝馬 鹿 2015/5/14生
父:シニスターミニスター × 母:ワイエムサチ(母の父:タバスコキャット)
生産:浦河・浦河小林牧場  栗東・斉藤崇史厩舎入厩予定

ワイエムサチの15

ワイエムサチの15


ラクシュミーの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

中央のダート1700~1800mで3勝を挙げている半兄のオウケンゴールド。
本馬は父がワイルドラッシュからシニスターミニスターへと変わりましたが、ともに良質なダート馬を多数送り出していることから、本馬の兄同様、おそらくダートが主戦場になるでしょう。
それは馬体からも読み取ることができ、見るからにがっしりとした迫力のある体型、とてもよく発達している胸前やトモの筋肉など、パワフルかつタフな走りを見せてくれそうな雰囲気を醸し出しています。
中央、地方を問わない縦横無尽の活躍を期待したいです。

昨年のサマーセールで岡田スタッド名義で落札された仔です。
母ワイエムサチはすべてダートで3勝。
かなりの高配当を演出した穴馬でした^^
本馬は母13歳時の5番仔。
3年連続でシニスターを配合されています。
下の2016年産もシニスター産駒ですから、この配合には走るという確固たる信念があるのでしょう。
タバスコキャットにシニスターですから、脚元さえ丈夫であればダート短距離で堅実に稼いでくれそうなイメージはありますね。
ただし、上2頭のシニスター産駒はデビューできていません。
すぐ上の姉ハートスターは骨折安楽死処分、一番上の姉ジュンジョウカレンもデビュー戦で故障発生予後不良となっています。
無事に走って3勝したオウケンゴールドは兄姉唯一の牡馬で、牝馬は全滅です。
ですので、最大の懸案事項は健康面ということになろうかと思います。
馬体はトモも大きく柔らかみもありそうですし、現時点では問題はなさそうに見えますが、、、
重ね重ねになりますが、ここからの育成過程で健康面の状態を確認しながらという方向が良さそうです。



・ハーランズパンサーの15

牝馬 黒鹿 2015/4/25生
父:Kitten’s Joy × 母:Harlan’s Panther(母の父:Harlan’s Holiday)
生産:米国  美浦・高木登厩舎入厩予定

ハーランズパンサーの15

ハーランズパンサーの15


ヴォルパンテールの競走馬データです。競走成績、血統情報、産駒情報などをはじめ、50万頭以上の競走馬、騎手・調教師・馬主・生産者の全データがご覧いただけます。

父キトゥンズジョイは2013年に米リーディングサイアーに輝き、その後も上位に定着している世界的名種牡馬。
父自身が芝で大活躍しましたし、産駒からも芝のG1馬が多数出ており、ダート色が強い他の北米種牡馬とはイメージが明らかに異なります。
一方、母ハーランズパンサーはダートで2勝しましたが、母の全妹にあたるコンクエストハーラネイトは、芝1マイルのナタルマSの優勝馬。
血統背景からも日本のスピード競馬にも十分対応可能でしょう。
芝での走りを見てみたいと思わせる1頭です。

昨年のキーンランドセプテンバーイヤリングでLEXが落札した仔です。
デビットオアクレジットことブランメジェールの二匹目のドジョウを狙ってるイメージですが、
キトゥンズジョイはゴリゴリのアメリカ血統ながら芝の勝ちもありますが、それを即「=日本の競馬で通用する」と考えるのは早計かなと思います。
加えて母系はクロスが重い印象があって健康面や気性も気になるところです。
馬体もトモも胸前もやや薄い印象。
マル外なので正直良くわかりませんが、現段階ではブランメジェールより1枚落ちる感じはしますね。
ブランメジェールは最初に出た調教動画が衝撃的で、そこで火が点きました。
本場もひょっとするとそういうこともあるかもしれませんし、特に外国産ですので、動きをしっかり見てから判断したいところだと思います。




以上、7頭をざっくり見てみました。
ラインナップが出た際にはパッと見「全く惹かれるもんはねぇな」と思いましたが、こうやって細かくみながら書いていくと、意図がしっかりと見える配合で、噛めば噛むほど味の出るスルメのような血統構成の仔が多いように感じました。
さすがに、今回の3次募集では即満口になるような仔は出ないと思います。
今回のような地味目のラインナップだからこそ、しっかり様子見できるのはいいですね。
特に調教の動きを見てみないと何とも言えない仔が多いと思いますので。

ワタクシ的には現在は牝馬待ちですので、今回もホットレディが来なかったのでちょっとがっかりです。
今回の中ではミラグロレディの15にかなり惹かれている部分はあります。
馬体の成長がカギになりますが、金額的なところを考えると、今回は関西馬でもアリなのかなぁ、、、という気持ちも芽生えてきてます。
今月いっぱいくらい考えていきたいかなというところです^^

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